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3/5

過去の自分1

うん、なんか色々あって疲れた...。

あんまり叫ぶキャラじゃないんだけどなぁ...僕。

まぁいっか。今はそんなことよりも大事な事がある。 そそ、ここはどこかって事なんだよねぇ。

僕を抱き上げてくれたさっきの美人さんは薄い水色の髪に深い青のお目目をしてらっしゃったからここ、多分地球じゃない。


いや、もしかしたら地球の中にも探したらそういう人がいるのかも知れない。ただ、僕が見たことがないだけで。まあ今まで見たことがないから居ないはず。染めてたらわかんないけど、この人の髪の色本来の色みたいだし。

まぁそこはどうでもいいけどね。でも、地球じゃないって事は...あれだ、転生だ、異世界転生。今流行りの。あー、認めたくないけどこれはニューゲームが始まったって事ね。




...また、生きなきゃいけないのかぁ。

...面倒い。







“私”は地方の比較的裕福な家に生まれた。

3人兄弟の一番下だった。末の娘ということで両親からは甘やかされて育った。そのせいか、我儘で自分勝手な娘になった。両親は優秀な上2人はあまり褒めず“私“ばかり褒めていた。兄弟よりも頭が悪く、幼いながら怠け癖がついていたため、兄弟からは疎まれた。ただ、兄弟は性格が良く、疎むといっても少し拗ねるぐらいだったと思う。だからか、あまり家から出ず、蝶よ花よと育てられた“私”は明確な悪意と関わらずに過ごしてきた。


最初に悪意に触れたのは、小学3年生ぐらいの時だったと思う。”私“の家はかなり大きく、また、父親が社長ということもあって、優越感があり、その頃の“私”は自慢ばかりしていた。いつも通り友達に自慢をして、さぁ帰ろうとした時、聞こえた。

ーーー聞こえてしまったのだ。


『れいちゃんってまじウザくない?』

『わかる〜!いっつも自慢ばっかりしてくるよね!』

『うんうん!うちらの事絶対見下してるよね!』


小学3年生にもなれば悪口の一つや二つ、話題に上る事もあるだろう。ただ、今まで悪意に晒された事が無かった”私“は目の前で行われた行為にただただ恐怖を感じた。



それからだっただろうか?今までの自分を見直し

周りの顔色を伺い、人から頼まれれば何でもやる。そういう自分が出来上がったのは。










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