恥辱の城
呪術師 墜落する闇へ
留めなく 取り留めなく 墜ちる 魂よ
恥辱の上に築いた 赤い文明の塔
梯子を見つけろ 梯子をのぼれ
創造主の御使いになるために
階段のぼれ 階段を駆けろ
天空の城に仕えるために
星となり回る世界
機械音が木霊し
リフレインする狂騒 騒めき
それは終わりを知らない
呪術師 落下する 暗黒へ
止められず 止める者もなく ひたすら燃え盛る魂よ
汚辱の上に築いた世界 朱色に染まる地図へ広がる
もし僕が許せるなら この屈辱を認めて
何もかも 受け入れて 夢の残骸を かき集めるんだ
梯子を見つけろ 梯子をのぼれ
創造主の御使いとなるために
回廊を探せ 回廊を走れ
天空の城で貴族となるために
星と交わり 愛撫する世界
たしか僕は口にしたはずだった
あんな失態はもう二度と仕出かすまいと
だが過ちは再生産される
今日もニュースペーパーは土で汚れている
梯子を見つけろ 梯子をのぼれ
近代社会の奴隷にならざるために
階段を探せ 回廊を駆けろ
天空の城で 悠久の旋律に 身を委ねるために
そして今日も果てしない明日へ向けて
時間は刻一刻と刻まれていく
全ては彼の人の計算 思惑通り
数学にも似た 不気味な緻密さで
この地球は今日も回るよ
梯子を探せ 階段のぼれ 回廊駆けろ
いつかは 天空の城の主となるために