前編
初投稿です。誤字や読みづらいなどがあったらコメントで伝えてくれると嬉しいです。
「またかよ............。」
涙と一緒に今まで何百回やり直してきたであろう僕の閉ざされていた記憶たちが頭のに次々と流れ込んでくる。今回もまた彼女は死んでしまった。どうやら僕は、またサイコロを振るのに失敗したらしい。そして、僕はやっぱり「ふりだし」に戻されてしまうのだ。
僕が、この世に生まれて一番最初に願ったのは小学生の時で、「永遠の命」だった。なぜそんなこと願ったのかは覚えていないが、くだらない理由だったのだけは覚えている。
そんなことをふと思い出し居酒屋で友人に話したことがあった。その時、「ドラ◯もんが現実で存在するようになるより無理だから」とか言って爆笑されたのことを覚えている。自分でもそんな願い事は、バカバカしいと思ったのは事実だったが、いざ友人に馬鹿にされると苦笑いしかできなかった。
だけど、そんな僕が次に願ったのはとあるクリスマスで、「永遠の命」より不可能で叶いっこない願い事だった。
「彼女が死ななかった未来」
それが僕が願ったことだった。だけど、進んでしまった時計は戻せても、時間は戻せない、そんなことは常識である。だが、わかっていても、あの時の僕にとっては、そんな常識なんて信じられないほど、彼女の死が受け止められなかったのだから。
それから、「彼女の死」という事実は僕を苦しめ続けた。正直、僕自身、あの時どうやって生活していたのかは覚えていない。
だが、あの時のことははっきりと鮮明に覚えている、初めて神様に会った時のことは、いやってほどしっかりと頭のに焼きついているのだから。
to be continued.......
ここまで読んでくださりありがとうございました。後編はもう少しお待ちください。
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