永遠に
マリアは出ていったツェペシュを追う為に窓に手をかけた。しかし、その手はフォルモントによって掴まれる。
「いくな。」
「フォルモント、どうして?」
「てめぇーは俺の女だ!」
「そんな勝手な事言わないで!私の運命の相手はツェペシュだけ……いいえ!運命なんてなくたって、ツェペシュだけなの!!」
マリアはフォルモントの手を振り払って空を飛ぶ。
「ツェペシュ!!」
飛んでいるツェペシュへと手を伸ばす。
「マリア!」
ツェペシュへと手を伸ばした瞬間スピード調整が出来ず、突っ込んでしまった。そのまま2人は森へと落下する。ツェペシュが上手く魔法で着地してマリアを支えた。
「ツェペシュ!私!ツェペシュじゃないとダメだよ!!」
「……マリア。俺は、もう。」
マリアはいきなりツェペシュへとキスした。この瞬間、2人の想いの力で運命の魔法は切れた。そして運命はツェペシュへと戻る。ツェペシュが魔法が切れた事を不思議そうにしていると
「ツェペシュ!愛してる。」
そう言ってマリアはツェペシュへと抱きついた。
「マリア。俺も、お前を愛してる。でも、俺は、1度お前を手放したんだ。お前の隣にいる資格なんてない。」
「そんな訳ない!ツェペシュじゃないとダメだよ!」
「マリア…」
見つめ合う2人はそっと唇を合わせる。こうして、2人のヴァンパイアは幸せの運命を掴んだのだった。
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