表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役令嬢はヴァンパイア伯爵の餌3  作者: ユキア


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

7/8

再会と運命


「ツェペシュ。」


「マリア!ずっと会いたかった!」


そういうツェペシュはマリアへと手を伸ばす。気がつくと血まみれだった。


「!?」


「ツェペシュ。貴方、私の血にしか興味がなかったのね……」


「違う!そうじゃな……」


「じゃあ、この血は何よ!」


そう言うツェペシュの服はマリアの血で紅く染まる。


「うぁあああああっ?!」


はあはあと、ツェペシュの息が荒くなる。


「違うんだ!マリア!これは!!……まり、あ?」


目の前に居るのは確かにマリアだ。なのにヴァンパイアだ。


「マリア、お前、ヴァンパイアに…?何故だ?!何故!?」


そう言った瞬間に目が覚める。


「ツェペシュ!!」


「まり、…あ?」


「そうよ!私よ!マリアよ!」



目の前には本物のマリアがいた。ヴァンパイアになったマリアが。


「ツェペシュ!」


「マリア!何故だ?!何故ヴァンパイアに?!」


「貴方に会うためよ!輪廻すれば消えていたわ。」


「……マリア。俺のせいで…。」


「違うの!貴方のせいなんかじゃ……」


「すまない。」


2人が話しているとフォルモントがノックもしないで入ってきた。


「よぉ?ヴァンパイア。気分はどうだ?」


「「!」」


フォルモントはそう言いながらマリアの腰に手を伸ばして引き寄せる。


「”俺の女”と何話してたんだ?」



「「?!」」


「へへ、何驚いてやがる?お前の運命を貰ったんだ。俺の女に決まってるだろ?」



「ふざけたこと言わなっ…」


マリアが抗議しようとするとツェペシュはベッドから起き上がる。


「ツェペシュ!まだ寝てないと!」



止めるマリアの手を振り払いツェペシュは窓へと手をかける。


「世話になった。フォルモント、マリアを頼む。」


ツェペシュはそのまま窓から飛び立とうとするがマリアが止めた。


「ツェペシュ!私!私はツェペシュが好き!!」


その言葉にツェペシュは目を見開く。だがすぐにその手を振り払った。


「すまない。お前の運命の相手はもう俺じゃないんだ。」


ツェペシュは強引にそのままマリアを振り払って飛んでいってしまった。


「ツェペシュっ!!」


運命は2人を引き裂き、マリアの声だけが虚しくその場に響き渡っていた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ