プロローグ
俺、新宮惺慈は 誰もが恐れる魔王家の時期頭首。
・・・・と言っても、実際は世間が言うような恐ろしいモノでもないのだが。
時の流れが魔族の恐ろしい物語を作っただけの話。
・・・・そのせいで 結構不便しているけど。
うん。そう。 不便!!!
そのせいで天使からは命狙われるし、
人間からは悪者よばわり。
困ったもんさね。
例えば・・・ホラ。
魔王イメージ1=自分以外の者は奴隷扱い
↓↓
あ゛ー もー!! そんなのありえないよ。
確かに執事さんはいるけどね? 家が城だから,家事大変だし!!
でも あくまでもお手伝いさんだから!! 奴隷なんて思ってないから!!
俺だってちゃんと洗濯の手伝いトカ、皿洗いトカするし!!
メッチャ一般家庭だよ!!
ってか。 俺ん家、一流のコックさんが居る訳でもないしね!!
――の前に!! 俺普通に執事さんから怒られたり
邪魔者扱いされたりするかんね?
基本魔界は(特に魔王家)上下関係ヤバイ位薄いんだよ!!
そんでもって・・・((ブツブツ・・・・))
魔王イメージ2=女好き・変態・最低人
↓↓
あーナイナイ。 それは無いね!!
ってか むしろ苦手。 個人的には・・・。
そりゃぁ 歴代の魔王のどこかにいたかもしれないけど
皆さんがイメージするような事は断じてありませんからねー!!
ちなみに俺は一応好青年で通ってるんだぞー!!
Etc Etc・・・。
・・・・・・こんな事を魔界の人意外から思われてる俺等って
かなり超可哀想じゃね?
ただの風の噂話。
昔は天界と魔界は互いに信頼し合っていた。
―いつの間にかその関係が崩れ、気付けば魔界は悪に染まっている事になっていた。
という事なのだろうか。
今から俺の長話が始まるけど、聞けるなら聞いていってよ。
俺は今、魔王に必要である勉学や道徳精神を学ぶべく、
人間界の学校に通っている。
ちなみに現在は中学2年生。
俺が魔王である事は勿論内緒。
(っても 誰も信じないだろうけど。こんな漫画みたいな話)
そうそう。
魔族の人はそれぞれ"能力"を1つずつ持っているのです。
水とか光とか そういうの。
(理由不明)
あと、魔族の頂点 つまり俺等、魔王である新宮家の者は2つの力を持つ。
(理由不明)
力の強さ・体力等は普通の魔族より倍なのだぁ!!((自慢気))
序に俺は"雷"と"鏡"の能力。
雷はともかく、鏡ってのは特殊で
何でも一定時間ならコピー出来ちゃうってヤツなんさ((笑))
質量にもよるけど;
あ!! あとパートナー!
コレは大切!!
・・・いや。これ以外もだけど・・・・。
魔界では、1人につき1匹のパートナーがいる。
本当はペットって呼ぶべき存在なんだけど、
ある時、魔界内で『この子はペットなんかじゃない!!』
って運動が起こったかなんかでパートナーと名称が変わったらしい。
・・・・個人的にはどうでもいいけど。
魔界のペット愛好家には大きな事なんだろうと思う。
話に戻るけど、そのパートナーは、
普通の猫である者もいれば、
言葉を話せる不思議な動物である者もいる。
ただ 不思議な事にパートナーに任命された動物は
主が死ぬまで寿命はつきないとか。
(昔の誰かの魔力がそうさせた説も有)
でもパートナーは絶対に必要!!ってワケでは無く、
ただ 動物の好きな魔族の習慣の様なモノとも言えよう。
生まれた時からそばにいる そんな存在。
勿論パートナーがいないからといって、
苛められたり、罰が与えられたりするワケでは無い。
因みに、魔界の頂点である新宮家は、生まれてスグ!!
ではなく、生後約3年目に行われる儀式で
自分の能力に合ったパートナーを導き出す(召還する)事になっている。
新宮家のは 大体決まった種類の生物で、
普段は猫サイズの哺乳類の様な姿なんだけど、
巨大化したり人間化したり・・・。
とにかくイロイロします。
((ネタ作りかよ!!?))
そしてそれらは主の力によって、外見や外見、そして外見・能力等が変わる。
((外見多!!))
さっき言い忘れたが、普通の魔族は生まれた瞬間から能力がついているのに対し、
魔王家に生まれた者は生後3年位は能力が無い状態。
3歳を迎える頃に、能力・パートナーを手に入れるのだ。
そもそも、さっきから言っている3歳が〜っていうのは
新宮家に生まれた者の試練の様なモノが行われる頃をいう。
新宮家に生まれて最初の大きな儀式だ。
獅子が子を崖から突き落とすのと一緒で
新宮家の者は、2歳と9ヶ月を迎える頃に
自分の城から遠く離れたどこかに落とされ、そこから一人で城に戻る旅をする。
ただそれだけのもの。
しかし、魔界は道を外れると獣があらわれちゃったりするので、
いくら魔王家の者であっても、5歳にも満たない子供にとってはかなり大変な試練となる。
そんな感じでスキルをためている途中で、
自分の"能力"が目覚めたり、"パートナー"を召喚したりと様々な事が起きるワケだ。
こんなに大変なモノなのだから、魔界の住民達は
まだ小さい魔王を発見した時、内緒で暖かいスープを飲ませてくれたり、
こっそり乗り物で家の近くまで送ってくれたりなんて事をやりかねない。
そこで、その試練が終わるまでは
その子の名は勿論、魔王家に子供が生まれた事は世に知られない様にしている。
又、その子本人にも、魔王家の子である事や、住んでいる場所の地図は内緒にされている。
ってゆうか。 その子はその儀式を終えないと、
正式に魔王家に生まれし者であるという事にはならないのだ。
儀式が終わってやっと"新宮"の姓がもらえるって事。
それに魔界では、子供が1人でウロウロしているなんて事はしょっちゅうなので、
そこで魔王と気付かれる事はほぼ無いのだ。
力で気付かれない工夫だってしている。
俺の時は
『お家じゃない所でケンカしたり戦ったり・・・
とにかく戦力をつかったりしてるところを誰かに見られたら、
自分もケンカしたいって言う怖〜い宇宙人が来るのよ。』というものだった。
明らかにウソ。
無理矢理作りました感がとてつもないほど激しい。
俺は幽霊は生きていたものの魂だから別に(あまり)怖くない。と思っていたが、
宇宙人は、姿・形・思考・言葉・・・・イロイロと違って
未知のしれない生物であると感じていたで、
子供なりに怖くて仕方がなかった。
((・・・今も少し怖いけど。))
話を戻すけど
その子が新宮家の者であると気付かれたとしても、
それは秘密事なので気付いただけで広める者はいない。
その試練が終わると、体の一部に"魔王家の印"というものを押される。
その印にはすごい力があるそうで、魔力や拳等の力が上がる他、
成長が止まった後、しばらくの間
体が衰えたり、老化したりしないようにする力もある。
(50くらいまでは20代と変わらない)
理由はいたって簡単。 戦える(魔界を守る)時間を増やす為。
((サ●ヤ人か!!? ってツッコミたいかも知れませんがここは軽く聞き流して頂きたい。))
儀式とは・・・・まぁ こんなモンだ。
個人的に 改善すべきところがいくつもある気がするが放っておくとしよう。
ん〜!!
まだまだたくさん言いたい事があるけど、
前置きはコレで十分かな?
・・・・・・多分。
うっわぁ!! 長話しすぎた。
さぁ、そろそろ学校に行くかな。
―― 俺は自己流の焼き方で焼いた食パンをかじった。
かじった時に生じたカスがこぼれる。
あぁ。 早く片付けないとまた母さんにおこられる・・・・・。
ありがとうございまいた。本編は次回からなので、
是非お読みください。感想等がございましたら、よろしくお願いします。




