≪補足≫のついでに、おまけ話を…
前回で終了予定としておりましたが、後味が悪い感じがしますので、やはり最後は…主人公を、ということで…急遽、おまけ的なお話を作りました。これが、最終更新となります。よろしくお願い致します。
※本文…3100文字程度のお話、となっています。
※誤字脱字関連が見つかりましたので、それに伴い他も修正しております。
≪補足事項≫
本編が終了後、いくつかの番外編を更新しておりますが、エリちゃんカップルと美和乃カップルにつきましては、乙女ゲーム終了後の恋の行方は、敢えて書いておりません。何故なら、もうこの2組に関しては、既に付き合っておりますし、馴れ初めで十分かと。一応この場で、結婚して幸せになりました、と…ご報告しておきますね。
隠しキャラの番外編が、思ったよりも長くなりました。光条さん、案外と裏側で活躍してもらいましたね。筆者にとっては、便利なキャラとなりました。彼にも幸せになってもらいたくて、急遽…相手を作りましたが。名無しの女性でして、出番もありませんが。彼も、その後は婚約者と結婚しています。
そして…乙女ゲームでのヒロインは、今まで筆者が書いて来た中では、一番罪が重い設定…となりました。性格が最低でしたので、罪も重くしたのですが、ただ単にそれでは面白くないと、他の乙女ゲームで悪女として生まれ変わった、という設定を追加しております。ヒロインだった前作のゲームの続編ではなく、前作ゲームの関係者が作った、他の作品となっております。ですので、お遊び的に作られたゲームということに、なりました。
前作ゲームの悪役令嬢・麻衣沙の評判が良過ぎて、「可哀そう」という感想が来ていた為、別物として…麻衣沙主役で、という乙女ゲームとなっています。作中に出て来た通り、キャラの名前は全て変えられており、また瑠々華達他のキャラは登場しません。実はこれ、瑠々華が思い出した情報のもの、でした。麻衣沙キャラをこよなく愛していた…前世の瑠々華は、このゲームも遊んでいたのですが、あまり思い出せておりません。……というのが、前回のヒロインが思い出した、ゲームについての設定でした。
ヒロインの後日譚として、もう1話書くのは…限界がありますので、補足という形を取らせていただくことにした、次第です。
また、後日譚では、樹が孤島の島まで、ヒロインに会いに行きましたが、本来は会いに行かない予定でした。しかし、それではヒロインが反省する流れとなる時に、何となくアッサリし過ぎな気がして、樹が会いに行って決定打を放ち、ヒロインがショックを受ける流れを作りました。
ヒロインも樹が、乙女ゲームの王子様だからこそ好きだった訳でして、それを本人である樹が、打ち砕いたという設定です…。
これらの補足を、前回の補足とするのは、無理がありましたので、今回このような形で、補足とさせていただき、プラスとして…おまけ要素の作品を、とさせていただきました。補足は、以上となります。
では、最後のお話、これより…始めます。短いですが、主人公達の御目出度いお話として、『結婚式』を選びました。主人公達の新しい門出を、温かい目で見守ってあげてくださいませ…。
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今日は、樹さんと私の結婚式ですわ。一時期は、麻衣沙達と私達の結婚式を同時に行う、というお話も出ておりましたけれども、色々と面倒な事も多くて、少し日程をずらすことになったまでは、良かったのですが…。私達の方が、後にすることに決まった途端、樹さんがごね出されまして、私の両親や我が家の使用人は、苦笑された状態となり、樹さんのご両親や使用人達は、頭を抱えておられましたわ。
普段でしたら彼は、真登里さんの言うことには、素直に頷かれておられますのに、今回に限り…誰の言われることにも、耳を貸されませんでしたわ。「岬より、俺が後になるなんて、納得出来ない!」との理由で…。流石の私も、怒りが沸々と湧いてきまして、彼に一言…申し上げましたのよ。
「…樹さん。そんな事でごねられるのでしたら、私…結婚のお話、考えさせていただきますわよ。」
「…えっ!?……ルル、ごめん!!…もう…言わないから、考えるのは止めてくれっ!!」
私の普段よりも冷ややかな声に対し、彼は…慌てふためかれて、速攻で我が儘を止められたのでしたわ。…ふっ。あれから私も、強くなりましたのよ。何にせよ、樹さんのお相手は…大変でしたのよ。何かにつけては、私にキスや、あれやこれやをしようと…されますので…。それらを止めたりするのに、強く…なりましたのよ。
「結婚までは、健全なお付き合いをしていただきたい。」
「あら、あなた。今時、そういうのは、時代遅れですわ。健全でなくても宜しくてよ。但し、もしも…この子を、裏切られるような事でもございましたら、その時は…斉野宮家を、本気で潰しましてよ。」
「おおっ!そうだな。その時は遠慮なく、そうさせてもらおう。」
私の父が仰った『健全なお付き合い』に対し、「今時そんなことを…」と父以外の家族全員が呆れたものの、母は父に余計な一言を申されまして…。母の余計な一言に感かされた父は、母の考えに大いに賛成するとばかりに、乗せられて……
…お母様ったら、随分と物騒な余計な一言ですわ。お父様もお母様の策に、安易に乗らないで下さいませ…。
私の隣で冷や汗をかかれている、樹さんは。暫し…無言のまま、お顔を引き攣らせておられますわね。隣におります私が、漸く聞き取れるぐらいの小声で、ボソボソと呟かれるのですが。
「…健全なお付き合いは兎も角として、俺がルルを裏切るなんて、絶対にないというのに…。」
…う〜ん。健全とかのそこの部分は、否定されませんのね…。まあ、この時は、まだ私が…彼のプロポーズを、受けたばかりの頃でしたので、健全なお付き合いの範囲と言えば、そうなりますかしら…。ギリセーフでしょうか?
その後は色々ありまして、私の両親からもお墨付きとなりましたので、彼も…その気満々…でしたわね。愈々、結婚式の日取りを決めましょう。そういう段階になりました途端、様々な問題が出て参りましたのよ。麻衣沙達と共同で、結婚式を挙げても良かったのですが、実際にはどちらが先になりましても、恨みっこなし…でしたのに。樹さんと岬さんのお2人が、何らかの賭けをされたようで、その結果…樹さんが負けられたご様子です。…お珍しいこともあるのですね?
…岬さんが仰るには、樹さんが色ボケされたそうですが。…はて?…何を考えられたのかしら?
思わず彼を半眼でじとり…と睨みつつ、私も…今更、結婚話が白紙になったらなったで、困るわけですが。既に彼のお手付きと、なりましたことですし…。最近は彼の溺愛ぶりに、私も慣れて参りましたわ。ですから、こうなることも実は…承知しておりました。…ふふっ、仕方のないお方です。
皆さまもこのような状況に、私達というよりも寧ろ樹さんに、呆れておられたことでしょうね。私の鶴の一声で…と苦笑されましたが、こうして結婚式の日取りも決まりましたのよ。そして…今日は、私達の結婚式当日なのです!
控室には、一足先にご夫婦になられた麻衣沙と岬さんが、仲良く来られましたわ。手を繋いで、新婚さんらしいイチャイチャっぷり…でして。麻衣沙、貴方のキャラ設定が、変わっておられましてよ?…と、突っ込みたいぐらいですね…。恋人同士の時には、もう少し…麻衣沙が恥じらっておられたような…。
しかし、ご結婚後の彼女は、夫と堂々とイチャ付かれておられまして…。麻衣沙は岬さんに寄り掛かり、夫は妻の腰をしっかりと抱き寄せて。…何、この状況は?…私の目線は、遠くを彷徨うことになりましたわよ…。結婚式当日から、友人夫婦のイチャつきを見せられるとは…。
「おめでとう、瑠々華。お互いに幸せになりましょうね。」
「ありがとう、麻衣沙。いえ、立木夫人。ぜひ、その幸せぶりを、私にも分けてくださいませ。」
…などと平然として、冗談を言い合えるようになりましたわ。まあ、麻衣沙は…照れて真っ赤になられましたけれど。…いえね、イチャついておられた方が、赤面ものでしたわよ…。隣のお部屋でも…きっと、樹さんは最後の独身気分で、岬さんと巫山戯ておられることでしょうね。
実際に同じ頃、私が思っていた通り、樹さんは岬さんの態度に…苦笑されていたそうでして。麻衣沙が一度、樹さんにご挨拶しに行かれました時、私の前の時と同様に…イチャつかれたそうですわ。…ふふっ。
「むうっ…。あの時、賭けにさえ…負けなければ、こうしてイチャイチャしていたのは、俺とルルだったのに…。」
「あはははっ。確かに…。俺も勝つとは…思っていなかったんだけどな。」
…という会話をなさっていたようです。樹さんは一体、どういう勝負をなされたんですの?…何も教えてくださらないのは、どうしてですの?…あらっ、今…目を逸らされましたわね?…絶対に、疚しい事ですのね?
披露宴会場には沢山の友人達が、私達をお祝いに来てくださいました。エリちゃんと彼氏の右堂さん、美和乃さんと彼氏の矢倉君、そして…隠しキャラの光条さまと婚約者さんが。本来でしたらこうしたお付き合いも、なかったことでしょう。乙女ゲームが終了した後(※ヒロインの退出後)も、私達は仲良くしておりますので、麻衣沙達の披露宴にもご出席なさったのですよ。えへん!
「ルルお姉様、ご結婚おめでとうございます!…麻衣沙お姉様もお綺麗でしたけれど、ルルお姉様らしい愛らしさが表現された、ウエディングドレスですね?」
「本当だよね。瑠々華さんの良さがよく表れた、衣装ですもの。流石、『王子』がご一緒に選ばれただけは、あるよね~。」
「わたくしはお2人に対して、何も差し上げておりませんのに、こうして披露宴に招いてくださり、恐縮なことです。お2人のウェディング姿は勿論ですが、お幸せになられたお姿を身近で拝見できて、光栄に思います。」
今後も彼らとは永遠に、身分に関係なくお付き合いして行きたいです。私達はあの迷惑なヒロインに、共に闘って乙女ゲームを乗り越えた仲間でも、あるのですもの。
光条さまの婚約者さんは、乙女ゲーム終了後に仲良くなりましたけれど、光条さまをお呼びするのに、婚約者さんをお呼びしない訳には、参りませんわ。それに…今は、乙女ゲーム中に出会ったかどうかは、もう…関係ありませんことよ。
「ルル、俺と結婚してくれてありがとう。絶対に幸せにする!…いや、俺と一緒に幸せになろう。」
「はい、樹さん。私も貴方と結婚できて、嬉しいです。2人で一緒に、絶対に幸せになりましょうね!」
結婚式が無事終了した後、披露宴の最中に私達が夫婦となり、初めてのお約束を致しましたわ。共に、幸せな家庭を築くことを。妻となった私と夫となられた樹さんは、そうお約束した後には、お互いに目を合わせ笑い合いましたのよ。
そうして、私達はもう結婚致しましたから、ヒロイン予備軍が来られても、もう平気なのでしてよ。
婚約破棄する期間は、もう既に…閉め切りました、のでっ!
~~ 終わり ~~
主人公達の結婚式当日のお話は、いかがでしょうか?
本編は短くなりましたが、是にておまけ話も終了となります。今までお付き合いくださり、ありがとうございました!
こうして簡潔に至りましたのも、応援してくださった皆様に励まされたと、感謝しております。今まで、沢山の方々に応援していただき、誠にありがとうございました。『婚約破棄する期間は、もう既に締め切りました!』は、本日で完結となりました。また宜しければ、他の作品もご覧いただけますと、嬉しく思います。では、また何時か何処かで、お会いできることを願いまして…。
※『婚約破棄する期間は、まだ締め切っていませんが!?』の方は、こちらの本編に差支えがない内容で行事に絡め、まだ更新するつもりです。結婚式までの学生期間がメインとなる予定ですが、もしかしたら気が向けば、その後も…書くかも?




