表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
双子の姉は不運でも、妹を守るために頑張ります。  作者: イヨリ
第一章〜生活の基盤を整えよう!〜
8/12

資金づくりは…。(2)

遅れてすみません

さて、入ろうか。と言うところで、我が身を振り返る……。うん。怪しいな。

そう。私達二人の格好は、この世界では内服を着ている。まずTシャツ、そしてジーパン。


「どうしよう、これじゃ、街に入れないかも」


「そうね、ちょっとこっち来なさい」


「うん」


そして言われた通りにすると、フェリスが私達に向けて手をかざす。すると、服が旅人風の服に変わった。


「わぁ〜〜!すごい!」


「うん。すごいね。ありがと、フェリス」


「ありがと、フェリス♪」


そうして、街の関所のような所で仮通行証を発行してもらい、街に入る。


「わぁーー!すごい!外国に来たみたい!!」


「そうだね」


街の風景は、西洋の街のようで石畳が敷かれて、馬車も走っている。

…おお、ホントに凄い…。


「じゃあ、とりあえず身分証を作りに冒険者ギルドに行こうか」


「うん!」





―――――――そして冒険者ギルドについた。特に絡まれることなくギルドの受付に着く。


「こんにちは。いかがしましたか?」


「登録をしたいのですが」


「わかりました。少々お待ち下さい」





お姉さんが戻ってきた。…なんか大人のお姉さんって感じがする。


「はじめまして。私はこのギルドの受付のエイラと申します。よろしくお願いします。」


エイラさんが名前を言うとカードを3枚机に取り出した。


「では、こちらにお名前と職業をお書きください」


言われて、名前と職業を書く。私は剣士、恵が弓師、そしてフェリスが魔術師。


「では、登録させて頂きますね」


そして、エイラさんが、他の職員にカードを渡す。


「冒険者について説明します。冒険者にはランクが存在します。上から順にSS S A B C D E Fの8段階です。あなた方は一番下のFランクです。ランクを上げるには、依頼の数をこなすこと、そしてBランク以上の昇格には、試験があります。それと、狩で手に入れた素材などはギルドで換金できますよ」


「ありがとうございます、では野菜を売りたいんですが」


「ええ、いいですよ。なんの野菜でしょう?」


「えーと、大根100本です」


「なるほどー…大根100本ですかー…ええ!?」


「え、ええ。どうかしましたか?」


「い…いえ、すみません。では、奥の部屋で換金させて頂きますね、こちらへ」


エイラさんに連れられ奥の部屋へ。そして百本出すと少し驚かれた。


「で、では、銀貨50枚です」


「ありがとうございます」







――――その後3人でギルドを出る。


「ねぇねぇ!!私、服欲しい!!!」


「そうだね、今後のために服買おうか」


「ヤッター!!♪」


そして、それぞれの服を買う。なんと、銀貨25枚だった。


さて、武器を揃えよう。というところで何か、音がした

―くぅぅぅぅ


ん?と思って音のした方を見ると、顔を赤くして唸っている恵がいた。


「…露店で何か食べよっか?」


「う…うん、そうだね…!」


「フフフッ」


意地悪な顔で笑っているフェリスに、恵が可愛く睨んでいた。





「わぁ〜〜いい匂い〜」


「よし、あれ食べる?」


と言って串焼きを指す。


「うん!」


そして、タレのついた串焼きを買う。値段は銅貨6枚。銀貨1枚出すと銅貨4枚帰ってきた。…なるほど銀貨1枚で銅貨10枚か。


串焼きを口に運ぶ。…うん。おいしい。


「ねぇ、フェリス。」


「?何かしら?」


「街に入るときのあの魔法、何?」


「あぁ、それはね、幻影魔法っていうの。帰ったら教えてあげるわね」


おお、幻影魔法を教えてくれるらしい。やったね。

と、恵が串焼きを食べ終わったようだ。


「じゃ、行こうか。武器を揃えに」




―――武器屋につく。私は剣を。西洋風な街並には似合わない、日本刀が、あったので聞いてみたところ、街に来た旅商人から買ったのだと言う。

へー、まぁ、いいや。こっちのが慣れてるし。


そして、恵は弓と矢と短剣。

あ、私も短剣もっとこ。


そしてフェリスはと言うと、なんと、杖を持っていた。


ん?なんで杖?と思うと心を読んだかのように


「だって、魔術師でしょ?」


と言った。

そして、これらは合せて銀貨10枚だった。

残り銀貨14枚、銅貨4枚。


そして武器屋を出る。その時、向かいの路地から不穏な会話を聞いた。

「おいっ…あれの用意はできてるか?」


「ああ、抜かりない。」




「ねぇ、今日はどこに泊まろうか?」


「うーん、宿かしらね〜」


「宿!?わ〜楽しみ〜」


恵が、楽しそうにしている。


「あ、宿あったよ!」


「じゃあ、入ってみようか」


そして受付に行く。一泊で一人銀貨3枚だった。

―――――夕飯を食べ、部屋に入る。


「わぁ〜〜〜、きれい!」


「そうだね」


「ええ、いい部屋ね」


その後少し会話してそれぞれベッドに入る。


なんと、刀です

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ