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双子の姉は不運でも、妹を守るために頑張ります。  作者: イヨリ
第一章〜生活の基盤を整えよう!〜
3/12

そこにはボタン。

「―――ちゃ―!―――ちゃん!」


誰かに呼ばれている気がする…。


「お姉ちゃん!!!!」


「んっ?」まだ意識がぼんやりしているが妹の声を聞いて目が覚める。


「…恵!?恵なの!?大丈夫なの?ていう…か…ここって……どこ?」


そう。目が覚めたら白い部屋にいた。


「落ち着いて、お姉ちゃん。」


妹に言われ少し落ち着いてきた。


「ていうかなんでそんな落ち着いてるの?」


「うーん…お姉ちゃんがいるから?」


「何それ…」


大分意味不明なことを言っている妹に、少し安心感を抱く。

改めてあたりを見回してみる。奥の方にはボタンがあった。

そう、()()()が…。


「えっ?ボタン?」


「も〜お姉ちゃん何言ってるの?そんなのある訳……え、何アレ」


「うーん…何かなあれ?……押してみる?」


「まあ、他に何もなさそうだしね〜」


意を決してボタンを…


「行くよ?」


「う…うん」


押した。

…ポチッという小気味いい音を鳴らして………。

()()()

そう。光った。

そして、周囲を光が包み込み…


「「えっ!?なになに?」」


それから、少し後

光が止んでくると二人の女性…

とてもこの世のものでは無いような

美しさを持った女性が現れた。


『どうも、こんにちは。』


二人の女性が仰々しく礼をとった。

そして言ってのけた。


『女神です』



一一一

「「えええええええ~~~!!!!?????」」


めっちゃ驚いた。

妹も。


『フフフ、そんなに驚かれると少し笑ってしまいますね』


『ええ。そうですね、お姉様』


どうやらこの女神は姉妹らしい。

とても仲が良さそうだ…などとそんなことを考えていると…


『あなた達は死にました。まあ、これは気まぐれですがあなた達を転生させようと思います』

なんと…気まぐれで転生させられるらしい…


「てん…せい?」


妹が少しびく付きながら聞いた。


『ええ。お姉様があなた達の仲の良さ…絆を見て哀れに思ったそうなのです。』


「えーと、それは…ありがとうございます…?」


『お礼などいりませんよ。実はこっちの世界でも少し問題がありまして。解決しなくても良いのですが…一応です。まあ、好きに生きて下さっていいですよ。』


えーと、まあ、好きに生きていいなら別に…いいかな?


「恵はどう思う?」


「いいんじゃないかなー?」


若干調子が戻ったらしくいつものように答える。


『了承して頂けたようで良かったです。では、自己紹介と行きましょうか。

私は天候を司る女神ウェスティア。そして』


『妹の豊穣を司る女神グリスティアです。』


『では、この世界アリステリアの説明をします。グリスティア』


『はい。お姉様。まず、この世界では魔法が存在します。また魔物と呼ばれる獣やエルフ獣人(ビースト)など、多様な種族が存在します。…とまあ、このくらいで良いでしょう。あとは自分の目で見て知っていってください。』


なるほど…そんな世界に行くのか…


『そこで、あなた達には私達女神の加護を与えましょう。』


私達の周囲が白く光る。


「「うわぁぁあ!」」


…しばらくすると光が収まった。


「な…何だったのかな?」


「さ…さぁ…」


『では、「ステータス」と唱えてください』


「「…ステータス」」


シズク・ミナセ

種族 人間

Lv.18

年齢17

HP 1400

MP 1200

力 240

魔力 460

敏捷 490

跳躍 360

器用 480

幸運 2

スキル:剣術Lv. 4 見切りLv.5 瞬発

固有スキル(ユニークスキル):天候操作Lv.5

称号:異世界の転生者、天候を司る女神の加護を受けし者

所持スキルポイント180


メグミ・ミナセ

種族 人間

Lv.17

年齢17

HP 1460

MP 3000

力 230

魔力 570

敏捷 300

跳躍 270

器用 500

幸運 230

スキル:弓術Lv.5 狙撃Lv.5 集中

固有スキル(ユニークスキル):自然操作Lv.5

称号:異世界の転生者、豊穣を司る女神の加護を受けし者

所持スキルポイント180


うーん…幸運値ヒックいなー…

ちょっと悲しくなってきた…

 おっ、妹が驚いてる。

…久しぶりに見たな。癒やされる…。


『さて、では確認ができたところでそれらについて説明しましょう。まず――――と言うわけです』


『さて、説明が終わったところで、そろそろ地上に送ろうと思います。では、行きますよ?』


「はい。ありがとうございました。」


「ありがとうございました。」


私と妹がお礼を言うと周囲が白い光に包まれる。あまりの眩しさに目を瞑る…

そして目を開けると――――――――

次回地上に出ます。

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