2/12
序章(後編)
数時間後…。
私達は昼食を食べ終え、ふたりで買いに買った荷物を抱えて帰路についていた。
「楽しかった〜♪ありがとっ!付き合ってくれて♪」
「いいよ。私も楽しかったし」
あぁ、本当に楽しかったなぁ。久しぶりだからかな?とそんなことを考えていると、自然と顔に笑みが浮かぶ。
「そんなに楽しかったの?」
「まあね」と答えようと妹の方を見ると……
妹目掛けて一台のトラックが突っ込んできた。
「恵っ!!!!!!」
救けようと身を乗り出す。しかし…。
ガァンッ!!!!!
世界がゆっくり動いてるようだ。
あぁ、私、運が悪かったんだ…忘れてたよ。
ごめん。恵…。来世は…絶対に、守るからね…。
そう誓って私は意識を手放した。
すみません。一話で良かったですね。