設定資料4 『動物』
この世界では牛や豚、鶏などの動物も存在している。他の草や木と同様に魔力を宿してはいるが、魔物のように魔力を生み出したりは出来ない。
動物の数自体は多くはない。その理由は魔力を生み出せ、種類によっては魔法も使える魔物が世界に沢山いる以上、自然の中で生きていくには厳しいからである。
種類によっては世界で珍しいと言われている魔物よりも、数が少なくなった動物もいる。
家畜として人間に飼われている動物はかなりの数がいるが、その役割を担える別の魔物もいる為、そこは飼う側や、買う側の好みによって変わってくる。だが、魔法が使える種類もいる以上、魔物より、動物の方が管理しやすいという利点も。
魔力や魔法に溢れる環境の中で、ただの動物が環境に適応する為に進化して魔物になった例も沢山ある。
暴れ猪は猪、眠り牛は牛、翔び鶏は鶏から進化したと言われている。
まだ本編には体の一部しか登場していないが、フクロウから進化したダイフクロウという魔物――世間ではその知性から魔ノ者扱いになった物もいる。
他にも魔物への進化の過程で、知性を得て魔ノ者になった動物も存在している。