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ヨフカシ

作者: 永野 真千佳

なんでこんな時間まで起きてるんだっけ。


眠いのに眠れない自分が悲しい。

目をつぶっても明日の時計の音。耳を塞いでも私の鼓動の音、私は私をうるさいと思っているのか。

暗い夜に目を瞑るのはこわい。次に目を開けたとき、きっと明るい明日がきているから。

そして私は私をうるさいとは思わないくらい音が溢れている今日を静かにはじめ、また終えるんだ。



眠ろうが、起きていようが、明日が来る。それなら眠ったほうが___。



「…あ、今日は流星群だっけ」頭の端で覚えていたニュースをボヤけた記憶で思い出した。


そう、だから起きててもいい日だ。今日は流れ星を見るために起きていたんだ。明日は誰かに「眠そうだね」なんて言われたら、そんな話をしよう。


とっくに過ぎた流星群の時間も、空を眺める理由に変えて、私は間の夢を観に行く。

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