謎の美少女⁉
週1くらいのペースで更新出来たらっと思っています!
小説と受験勉強の両立頑張ります!
俺の通っている徳山第一中学校には普通では考えられない組織が当然の如く成立している……。
それは、裏風紀委員会。
一般的に風紀委員会といえば髪を染めているかとか、正しい服装をしているかとかを取り締まるだけでマンガの様に不良どもを倒したりはしない。
だが、この中学校はそういった荒事専門の風紀委員会がある。
メンバーは校長と裏風紀委員長しか知ら無い。
そして、俺 黒崎隼人も裏風紀委員会のメンバーの1人だ……。
なんとも中二病臭い。
事の始まりは中学校に入学してから一ヶ月、裏風紀委員会なんて知らなかったとき……
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「隼人!早く起きなさい!」
「うるさいなぁ~愛梨、あと5分~」
朝早くからご苦労なことだ。今何時だと思っている…
「って、うわぁ!もう7時半じゃないか!」
やっべー、遅刻する。
「隼人、私、先に学校行ってるから!」
俺は朝食を食わずに歯を磨いて、制服を着て家を出た。俺は登下校は歩き派だから時間がかかる。でも、まぁ普通に歩いてもギリギリ間に合うだろう。
そんなとき……
「君かわいいねぇ~、俺たちと良い事しない~?げへへ」
「あの……、やっ、止めて下さい!私、急いでるんです!」
見るからに不良です!って感じの奴らが3人。絡まれる美少女。
しかも女の子の制服は同じ中学校……。
ハァー、どうしたものか……。
そうこう考えながら不良たちをみていると……
「オイッ!そこの中坊、何さっきから見てんだよ!何、喧嘩売ってんの?」
あー、最悪。俺まで絡まれたよ。仕方ない……
「放してやれよ、その子嫌がってんだろうが!」
そう言いつつ俺は女の子の手を掴んでいるリーダーっぽい金髪の奴の手首を握った。
「あ?やんのか、コラ?……ぎぃやぁー!骨が、骨がー!」
けっ、造作も無ぇなぁ。そんな痛くしてねぇだろ?まぁ俺の握力は80くらいだから痛いかもな。
「まだ、やんのか?俺は別にいいけど、どうする?」
もう、時間がない!お願いだからここで諦めてくれ!
「クッソー、舐めやがってー!ぶっ殺す!いいかお前ら、手ぇ出すんじゃねぇぞ!」
あーもー、これだから身の程をわきまえねぇ奴は面倒臭い。
「死ねぇーー!」
お前の台詞いちいちザコキャラの台詞なんだよ!最初から終了フラグたってんだつーの!
相手の右ストレートを左手で流し、腰を落として右腕を後ろに引き絞り右手を突き出し顎の辺りに掌底を打ち込む。
ボクシングで言うところのチンだ。
相手は白眼をむいて倒れた。
「軽い脳震盪だ。暫くは気が付いても立てねぇぜ。どうする?まだやるか?」
あー、完全に歩いてたらに遅刻だ。走りたくねぇけど、クソー、皆勤賞のためだ!
「あいつはヤベぇよ、勝てねぇ……」
倒れた金髪を担いでスゴイ勢いで逃げて行った……。最初からそうしろよ!
「大丈夫?何もされなかった?」
喧嘩用の厳つい顔から普段よりも優しい顔で言った。なんてった女の子だからな。しかも美少女。
「はい、大丈夫です……。あの…ありがとうございました……」
おっとりした感じが清楚で可愛い~!この上目遣いがなんとも言えない。
「良かった、君も徳山第一中学校?俺の名前は、黒崎隼人。1年2組だよ。君の名前は?」
とりあえず、これが礼儀だよな?
「わ、私は神谷みゆきです。一応、徳山第一中です……」
可愛い~!っじゃなくて!
「うん、そうだよ。あと、隼人でいいよ。ヤバいもうこんな時間だ!走るよ!」
俺は返事も聞かずに彼女の手を取り走り出した!
「う、うわぁ~!隼人さん、早過ぎますよ~!」
「隼人でいいよ!ほら、急がないと遅刻しちゃうよ!」
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みゆきは職員室に用事があるらしく途中で別れた。そして、なんとか滑り込みセーフ!
このような作品を読んで下さりありがとうございました!