表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドラゴンマスクより「瑠」  作者: 美憂


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
11/11

2029年8月1日 フランクフルト空港

サッカーのある人生は楽しい。

楽しんでサッカーをするようになってから、サッカーの神様に愛されてる気がする。

日本代表に定着してから、サッカーができる環境が好転している。

個のスキルが高い選手とサッカーをすると、自分が引き上げられる気がするんだ。

「まだまだ、私は上手くなる」

そう思わせてくれる。

いつもの感覚より1歩先でトラップできた時、オフサイドギリギリで飛び出してシュートできた時、

もっと先が見たい。

そう、思う。

海外のチームからオファーが来た。

ドイツのカールスルーエというチームだ。

まだ、やり切ってないけど、ドイツに行こうと決めた。

やり切ったから行くんじゃなくて、やり切る途中にドイツがあったってこと。

もちろん、会いたいよ。

でも、約束は守る。


2029年8月1日 フランクフルト空港

やり切ったら会う約束だよな。

ここに集合ってことは「やり切った」ってこと?


「おーい!ドラゴンマスク!」

「はっ恥ずいから!その名で呼ぶな!」

「久しぶりだね」

「2年?くらいかな?」

「代表戦とか一方的に見てたけど。あ!チケットありがとう」

「こっちも代表戦、見てたよ。すげーじゃん」

「いやいや、あの、ザイオンと戦っちゃうドラゴンマスクもすごい」

「なんだよそれ。怪獣映画じゃん」

・・・親子で発想が一緒だな・・・・

「なんかさー見てて眩しかったよ。ザイオンと並んでるんだもん」

「ザイオン超えるのは、ハンパないと思うよ。フィジカルじゃ敵わない。負けたくないと思ってやってるけどね」

「Zuki, ich drücke dir die Daumen!」 「Zuki, ist das deine Freundin?」

空港なので声がかかる。手を挙げて軽く挨拶をする。

「よ!有名人。なんて言ってるの?」

「頑張れよとか・・・」

「とか?」

「彼女かい?ってさ」

瑠は手を挙げて日本語で言った。

「彼女でーす。それと・・・」

それと?

「カールスルーエの選手でーす。よろしくー」

「ええええええええっ!」

「うん。オファーもらって受けた」

「それできたの?」

「そう、それで来た」イタズラっぽく笑った。

やっぱ笑った瑠はいい。

「やり切ろうと思ったら、途中にドイツがあったw」

「なんか、交差点みたいだな」

「うん。だからここで会うのもありかなって。サッカー以外は、深くも広くも先も考えてないで、ここに立ってる」

・・・さすが瑠だ・・・

「じゃ、とりあえずクラブまで案内するよwいこ!」

「ありがと!助かったー」

瑠の荷物を押して、瑠の隣を歩く。

これからのことに目を輝かせる瑠は、うん、いい。

瑠はこうでなくちゃ。


ドラゴンマスクはいつだって私を助けてくれる。

だから大丈夫。


私たちのサッカーは終わらない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ