人生って捨てたもんじゃないよね
あなたがいなくなった日もこんな風に空は晴れていましたね。
この時期になると、あなたのことを思い出してしまいます。
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あなたがいなくなってから
長い長い月日が流れました。
今でも、夜が来るたび
あなたを思い出して
寂しさを覚えています。
時間が経つのは怖いです。
少しずつ
私の中のあなたが消えていく気がして
なんだか怖いのです。
もう、あなたの声を覚えてないの。
元気に笑いかけてくれた
僕の好きだった君の声を
今ではもう思い出せない
もう、あなたの顔も覚えてないの。
最近では、
あなたの写真を見ることでしか
思い出せなくなりました。
思い出も、忘れてきたや
「覚えてないの?」
「いや少しはね」
「なんで忘れたの?」
「いつの間にかなの」
覚えてたいものは忘れて
くだらないことだけは覚えてる
大事な記憶だったのにな
ああ
ああ
なんでだろうな
もう何度も考えてみたけど
なんで
なんで
わからない
あなたがいなくなってから
長い長い月日が流れました。
あなたの手放した未来で、
僕は生きています、
あなたの残した思い出が、
鮮明には思い出せないけど、
今の僕を作っています。
だから、僕は君にあったら言ってやるんだ。
「人生捨てたもんじゃないね」って