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第26話 サリーさんとご近所さん ティーナ目線

サリーさんはイケメンさんに籠を持たせて戻ってきた。籠のなかにはお玉とカップが五個入っていた。


しばらくして家のなかの確認作業を終えたパメラは


「お疲れさま、合格です」と冒険者に声をかけた。


「お疲れ様です、ありがとうございます」とわたしも冒険者に声をかけ「ドリンクどうぞ」と言いかけた時、サリーさんが


「みなさん、ティーナさんが飲み物を用意してます。薬屋さんのドリンクです。どうぞ遠慮なく」と言うとイケメンさんに


「奥からお鍋を持って来て。お願い」と声をかけ、彼は奥の台所から鍋を持ってくると籠の横に置いた。


「ティーナさんお願い」と声をかけられたわたしは


カップにお玉でドリンクを注ぐと


「カップが足りないので、洗って使いますのでよろしく」とカップをテーブルに置いていった。


五個目のカップをサリーさんに渡そうとしたら、イケメンさんから、受け取っていました。


サリーさん。いろいろ素晴らしい。



なんとか、全員が飲みおわると冒険者がまじめな顔で


「ティーナさん。これはここに来ると飲めますか?」と


「うん、そのつもり」と答えると


「やった」「いいな」「毎日来るぞ」


と喜んでくれたのは嬉しい誤算だ。



ギルドに戻ってパメラが報告して、依頼達成となった。


「明日、引っ越すよね」


「うん、寝具とカーテンはお店に取りにいくだけでいいし、準備できたつもりだったけど、薬草も取り置いてもらってるでしょ。だけど考えてみたら運ぶのが大変ね。それと看板がいるかな」


「そこはギルドにお任せを」とパメラがすかさず言った。


「なるほど・・・依頼をだせばいいかな・・・・いくら払えば・・・」


「これくらい」と依頼書を渡された。それに署名して渡すと


「ご依頼ありがとうございます」とパメラは少しふざけて受け取った。




さて、引越しも無事におわり、薬屋さんとしては熱冷まし、腰痛の薬、傷薬の三種類を店に置いてある。


わたしが作る分量だとたくさんできてしまうので、在庫は奥にしまって店には十本ずつ並べている。



その他にドリンク。これは美肌ドリンク。二日酔いドリンク。喉用ドリンク。疲労回復ドリンクの四種類を用意した。


酒瓶に入れて売る方法は、もっと後でいいだろうというパメラの意見でお店で飲んでもらうようにした。



カウンターを作ってもらってそこに綺麗な容器にいれたドリンクを置いている。


客はカップを受け取るとお店で飲んでも外に作ったベンチで飲んでも大丈夫。


初心者冒険者には二人で一杯なんて飲み方な子もいるが、それもありかな。


一度飲んだ子は毎日来るし、最近ではベテラン冒険者もやって来る。


でもここは都会なのにどこに魔物がいるのか不思議だ。



それと好評なのが美肌ドリンク。ご近所さんを中心にお客様が増えて来ている。そんなこんなで忙しいので毛生え薬の実験が出来ない。


せっかくあの赤い実をタツムラタウンのギルドが確保してくれたのに・・・・ギルドへは、はげた魔物の捕獲を依頼しているが、いないよね。



あぁ、作りたい・・・・試したい・・・・


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