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「カミサマノハシクレ ノ ヒトリゴト」

オマケなので物語以外には興味の無い方は飛ばして下さいませm(_ _)m


 第10話で使う為に書き始めたものの、クドイと思ってバッサリと切り捨てた文章です。

 ええ、勿体ない精神で載せちゃいましたm(_ _)m



 こちらの人類は、厳密に言うと全員が「魔法使い」だ。


 こっちで神様モドキに身体を再生される際に「魔力」を使える様に弄られているので、精霊に頼めば転生モノの小説で言う「生活魔法」を全員が使えたからな。

 そして、連れて来られた人類の末裔も何万年と言う時が流れるにつれて、魔力の量に差が出る様になった。より多くの魔力を身体に蓄えられる人々が現れたのだ。


 同じ様に、戦闘向きか、そうでないかの差も付いた。


 生活魔法を一捻りして、攻撃性の高い「属性魔法」を使える人間が「魔法士」と名乗れる。


 「魔法士」と「魔法使い」との具体的な違いは、一つは、水なり火なり石なり風なりを属性魔法で加工して造り出せるか?

 一つは、それらを「運動魔法」で敵に放つ様に精霊に頼めるかどうかだ。


 ここで躓く人間が多く、魔法士の壁を超えれない人間は8割くらい居る。


 こういう所が魔獣との違いだ。魔法を使える魔獣は、どの個体も魔法が使える。

 走るとかジャンプするとかと同じ感覚なんだろう。出来て当たり前と言った所か?


 まあ、生活魔法と言ったが、いざという時に目の前に燃え盛る炎や突風、石の板を出せるのは神様モドキの優しさだろう。上手く使えば逃げる時間を稼げるからな。

 

 そして、魔法士を戦力として見た場合、かなり欲しい戦力だ。

 精霊が1度に用意出来る物質は最大10㌔までだが、普通は手数を重視して1㌔くらいの物質を攻撃に使う。

 その場合のリキャストタイムは3秒程だ。

 1番多く使われる攻撃魔法で言うと、3秒に1度、1㌔の石を秒速40㍍から50㍍で撃ち出せると考えれば、かなりの火力と言えるだろう。


 そうだな、威力を想像してもらう為に一例を挙げよう。

 プロ野球で活躍する本格派の速球投手から野球の硬球を全力で投げられたら下手すれば大怪我をすると想像出来るはずだ。でなければバッターがヘルメットを被る必要性は無い。

 で、硬球の重さは? 150㌘弱だ。 硬さは? 革・コルクかゴム・糸が原材料だからたかが知れている。


 土砂魔法でラグビーボール状に生成した重さ1㌔の石を時速160㌔で投げる事が出来れば?

 当たれば大怪我どころか死に直結する程の威力になる。

 有る程度の狙いが有効な射程も300㍍と申し分のない数字だ。

 

 魔法士が戦力として如何に大きいかが分かるだろう。

 とは言え、実際に魔法士を生業なりわいにしている人間は全人口の2%だ。

 生死を賭けた生活に耐えられない人間の方が圧倒的に多いからな。


 で、魔法士の上位が「魔法尉」だが、違いは「命力」を使った「治癒魔法」を精霊に頼めるかどうかだ。


 ここでは更に7割の魔法士が壁を超えれない。2%×30%で0.6%の人間は魔法尉になれる計算だが、実際は、全人口の0.1%未満しか魔法尉として活動していない。


 ちなみに、魔法士の7割も脱落する理由は詠唱の正確さが足りないとされているが、それ以外にも医学的センスと知識も係わっている。

 もし、現代文明を知っている人間が転移して来たら、確実に『魔法尉革命』が起きるな。

 ただ、外科治療は大丈夫だが、病気を治せるかどうかは微妙だな。

 レントゲンも、内視鏡も、CTも、MRIも、超音波エコー診断装置も、血液検査装置も無いから、診断結果に間違いや誤差が出易い。

 間違った診断で行われる治癒は却って危険だからな。


 余談だが、攻撃魔法は全然使えないが、治癒魔法は得意と言うけっこう大きな集団が居る。

 教団の中でも『安寧を齎すメシーナ様』を崇めるメシーナ派だ。

 とにかく治療する事がメシーナ様を信仰する証だ、というのだから、人類にとってはある意味有難い一派だ。

 そんなメシーナ派が治癒魔法に強い理由だが、妙に精霊が懐くんだよな。

 だから魔法尉よりも治癒能力は上を行く。


 それと、これら以外にも違う基準のクラスが有る。

 それが「魔法将」だ。

 『精霊に愛されている』と言われるクラスだ。

 魔力量が多い上に、少なくとも3柱以上の精霊に気に入られて、常に複数の精霊が周囲を漂っている人間だ。

 ただ、魔法士のままで魔法将になる確率はかなり低い。

 精霊には正確な詠唱を好む傾向が有るからな。


 で、魔法将の何が凄いかと言えば、1人で何人分もの戦力になる事だ。

 例えば、3柱の精霊に気に入られている場合、質(威力)もしくは量(手数)が3倍になる訳だ。

 30秒に一度、30㌔の石(岩だな、もう)を時速160㌔で撃ち出すなんて事も出来る。

 毎秒、1㌔の石を時速160㌔で撃ち出すことも出来る。

 更に、『精霊に愛されている』が故に、彼らだけは500㌘の石を時速160㌔で毎秒2発撃ち出すことも出来る。 何故か、いつも薄いと怒られる左舷の弾幕に欲しいくらいだ。


 何が言いたいかと言えば、魔法将という存在はまさに人間砲台だ、と言う事だ。



 魔法将が活躍した伝説は多い。

 建国の始祖が魔法将だった、という国は半数くらいは存在する。


 そして、人類史上、一番有名な魔法将は5柱の精霊に愛された名も無き英雄だ。


 有史以前の人物だったせいで名前は失伝したが、魔獣に支配されていた土地を何カ所も奪い、その地に居た大精霊3柱を開放して人類の生存領域を大きく拡大させた功績はまさに英雄と言って良い。


 わざわざ神様モドキに訊いたり、神力を使ってまで名前を調べないが(所縁の遺物が残ってさえいれば神力を使ってそれくらいは可能)、取り敢えず『お前はヘラクレスか!?』と言っておこう。





第11話は明日の午前8時過ぎに公開予定です。

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