ナナの娘リン、呼び寄せる能力!?1(2)
ナナの娘リンは、原西院長に、いつもお世話になっている妹のことをよろしくお願いしますと頭を下げ。事前に許可を得ていた誰もいない屋上に瞬間移動で行き。結構広い人工芝のドッグランに、周りは飛び出し防止のフェンスとネットで囲い、リードを外しても大丈夫のようになっている。そして、正面玄関側のフェンスには、2つソファーが置かれ、背もたれ部分に上がり、辺りを警戒し、景色を眺めていると。
正面入口の駐車場から視線を感じ、見られた、と思ったが。制服を着た女の子の視線は、屋上ではなく、3階の方を向いていた。
ここの3階のメインは、入院室になっている。ということは、誰か入院している患者がいるのか。しかし、そんな雰囲気ではなさそうで、どこか思いつめた表情のような。
ナナの娘リンは、しばらのその子の様子を見ていると。制服を着た女の子は、何か逃げるようにその場を立ち去り。ナナの娘リンは、その女の子が気になっていた。
猫の視力は、だいたい0.1~0.3ぐらいと言われている。但し、猫の動体視力は人間の4倍と言われ、動いている物であれば30メートル先の物も見える。ただ、ナナの娘リンの場合は、普通の猫ではないので非常に目がいい。
何か、後ろ髪を引かれる思いのような感じで、ナナの娘リンは実家に瞬間移動で帰り。ナナの娘リンは、リビングの床にちょこんと座っているナナの前に行き、ちょこんと座り、昨夜の件を報告した。
ナナも思ってみないことを聞き。冗談じゃない、何が今更娘よ。あいつだけは絶対に許すわけにはいかない、この落とし前はきっちりとつけとてもらう。
この2人の想いはここにある。憎しみは憎しみしか生まない。しかし、許せること、許されないこともある。私たちはあいつらとは違う。命を粗末にするやつは絶対に許さないだけ。
このあと、ナナの娘リンは、木村動物病院の院長室に瞬間移動で行き。鈴はソファーに座り。ナナの娘リンも対面してソファーにちょこんと座り、昨夜の件を報告した。
こうなると、鈴も似たような反応になり。動物たちのためにその能力を生かすと言うのならば、私も協力を惜しまないと言う。もちろん例のごとく、鈴には強力な味方、鈴ファンクラブ31人がついている。そして、隠れ鈴ファンクラブの存在も。
ナナの娘リンは、瞬間移動で院長室をあとにすると、自宅に帰り。角野教授たち3人はリビングのソファーに座り。ナナの娘リンは、昨夜の件を報告した。
やはり、当然のようなに、角野教授も似たような反応になり。動物たちのためにその能力を生かすと言うのならば、私も協力を惜しまないと言っていた。
この件は、ナナたちを知る者たちへ知らせれ。動物たちのためにその能力を生かすと言うのならば、私たちも協力を惜しまないと。
想定外だったが、ナナの娘リンケジメは一応つけた形にとなった。本人としては、一応気分はスッキリとしている。とにかく、あとはあいつ次第だと。
これから先、自分はどう生きて行けばいいのか。定職につかない、まるで隠れフリーターのような生活だが。今はこういう生き方しかできない。ただ、自分の能力を生かすことで、動物たちのため、人間のためになるのであれば、この能力を使うことを惜しまないと思っている。この先、これだと思った仕事に出会えるのかわからないが探していくつもりでいる。
ところで、肝心なナナの気持ちはどうなのか、後ろは振り向かず、前しか向いてない。そう自分に言い聞かせいているところもあるが、この件はすべてリンに任せる気持ちは変わっていない。




