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猫の動物カウンセラー2  作者: K・Sメッセ
3つの超能力
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3つの超能力(16)

 ステップ4の3つ目は、一旦、保留になり。ナナの娘リンは、頭を切り替え、角野教授を信じ。ステップ4の4つ目、念動力の検証が始まった。

 

 ステップ4の4つ目とは、ステップ4の3つ目の瞬間移動を念動力に変更しただけ。果たして、本当に念動力が備わっているのか。


 ナナの娘リンは、ドッグランの中央に立ち、1番目のクッションを見つめ、物を移動されるイメージで念じてみた。

 すると、1番目のクッションがわずかだが少し動いたような、と思っていると。ゆっくりとクッションが上に上がり出し、ナナの娘リンの念じた方向ではなく、ゆっくりとクッションが上にどんどん上がって行く。


 3人は、その光景をただ見ていると、突然シロがナナの娘リンに向かって吠えた。

 その声にナナの娘リンは、驚き、ハッとし、誰かに見られたかもしれないと思い。突然立ち上がり、舞い上がって行くクッションに向かって、右の前足を突き出すと、クッションがナナの娘リン方に引き寄せられて行き、足元に着地した。

 この念動力に喜んでいいのか、その前に誰かに見られたかもしれないと、辺りを見渡し、木々の高さを見る限り、ぎりぎり見えていないと判断し。そのことを角野教授に話しに行くと、いきなり申し訳なかったと言われ。どうやら、ナナの娘リンを試していたようで、とっさの出来事にどう対処するか見ていた。しかし、想定外のことが起き、シロが危険を知らせるためにナナの娘リンに向かって吠えた。

 これは怪我の功名というのか、もしシロが吠えなければ、角野教授はこのことにどう対処するつもりだったのか。


 このことがきっかけで、ナナの娘リンは何かを掴んだのか、立ち上がったまま、右の前足を突き出し、念動力を操ることに成功した。

 超能力の訓練というか、検証というか、たったの2日だが、呑み込みというか、感覚を掴むのが極端に早すぎる。そして、3週間が過ぎ、いろんなステップをクリアし、3つ超能力を自在に操れるようになっていた。本人は、まだまだ極めが足りないと言い、シロと一緒に日々超能力の訓練に励んでいる。そして、他の超能力は備わっていなかった。


 1つ目の超能力、瞬間移動については、充電式の特製の猫用首輪GPS発信機を付け。現在、勝手に瞬間移動することは1回もなく、世界中どこへでも行ける。

 但し、瞬間移動には制限がある。ナナの娘リンと一緒に瞬間移動できる重さは、約3トンが限界。ナナの娘リンたち3人が普通乗用車に乗り込み、普通乗用車ごと鈴の自宅の駐車場へ瞬間移動することもできる。そして、ナナの娘リンに一切触れずに、角野教授の車を鈴の自宅の駐車場へ瞬間移動することもできる。


 この瞬間移動を使えば、仕事として生計を立てることもできる。例えば、宅配業、タクシー、配送業など。ただ、これを可能にするには、ナナたちが隠れて暮らす日がなくなることが条件となる。

 そんな状況でも、ナナたちの存在を知る者たち、鈴のファンクラブたちは、こぞって、この瞬間移動を使わせて欲しいと依頼が殺到し。ナナの娘リンは、喜んで協力している。但し、ただでは引き受けない。料金はしっかりといいだき、というか、依頼者の方が規定料金より多く支払いたがっている。それに対して、気持ちだけいいだき、「これは仕事なので」と言っていた。

 そして、こんなことを言っていた、プロとアマチュアの違いは何か。それは、そこにお金が発生するか、しないかの違い。1円の仕事をするなら、1円以上の仕事をするのがプロだと、プロ意識を持っている。


 2つ目の超能力、テレパシーで頭の中を読める能力ついては、角野教授が実験台になり、面白い、すごい、というか恐ろしいことがわかった。

 多くの人間で実験することはできないが、おそらく、人間だったら99パーセントの確率で人間の頭の中を読めると思われる。まるでネット検索のように頭の中を検索し、頭の中をデータのように読める。そして、その記憶を削除することもできる。但し、追加・修正はできない。プライバシーの侵害もあるので勝手に頭の中を覗いたりはしない。但し、臨機応変に対応する。これを仕事にするとしたら、探偵、警察、占い師、とかに向いているかもしれない。そして、この超能力は人間だけにしか通用しない。


 3つ目の超能力、念動力については、持てる重さは、約3トンが限界。これについては、重たいものを持つ仕事くらいで、あとは、悪者をやつけるのに役に立つくらいで、瞬間移動と組み合わせをするのがよい。


 いずれにせよ、表立って仕事をすることはできない、それは本人がよくわかっている。ただ、動物たちを助け、人間とかかわって行きたいと、逃げたくないと思っている。


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