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猫の動物カウンセラー2  作者: K・Sメッセ
3つの超能力
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3つの超能力(14)

 ナナの娘リンと角野教授は、角野教授の書斎に帰ると。角野教授の体調に問題はなく。ナナの娘リンは、2人で瞬間移動ができたことをシロに話すと。次は、私の番だねと言い。 もしナナの娘リンと一緒に瞬間移動できたら、シロは3番目に大好きな鈴に会いに行きたいと思っていた。

 ただ、どうやってゴールデン・レトリバーのシロと一緒に瞬間移動するのか。ナナの娘リンの考えでは、犬用ノースリーブを着せ、その背中に自分が乗るという方法を考えていた。

 しかし、土壇場になって、ナナの娘リンは、次の2つ目をやってみたいと言い出し。今の私なら、なんかできるような気がすると言う。

 その検証とは、ナナの娘リンの隣にシロが横に並で立ち、一緒に瞬間移動する。いきなり、次の検証、ナナの娘リンに触れずに一緒に瞬間移動する、これに挑もうとしている。


 もしそれが可能なら、角野教授の考えでは、3つ目の超能力の可能性があると考えていた。


 そんな中、角野教授はワクワクしながら、ナナの娘リンにやってみなさいと言い。シロの隣にナナの娘リンが横に並で立ち、ナナの娘リンは瞬間移動を発動した。

 すると、2人はその場から消え。この光景に角野教授は、おそらく3つ目の超能力の可能性が出てきたと、ちょっと子供みたい喜でいる。

 2人は、木村動物病院の院長室に瞬間移動し、瞬間移動できたことに大喜びしている。その光景を椅子に座って見ていた鈴は、この2人、まるで本当の姉妹のように見え。シロはナナの娘リンの通訳で、鈴といろいろと話をしていた。そして、瞬間移動したシロの体調に問題はなかった。


 一方、角野教授はというと。ノートパソコンに向かい、3つ目の超能力に関係するため、ステップ4の検証内容を変更していた。


 30分後、ナナの娘リンとシロが、角野教授の書斎に帰って来ると。午後4時を過ぎていた。

 晩御飯まであと3時間20分ある。ということで、今日のステップ4はここまでにして、一足先に、鈴の自宅に行き、鈴の帰りを待つことにした。このことを何も告げずに鈴の自宅のリビングに行くと、どうなるのか。この時間なら、鈴の両親も自宅にいるはず。

 当然、驚き、心臓によくないなと思い、角野教授は、鈴の父親に連絡をした。

 すると、その心配はなく、すでに鈴から連絡済みだった。またしても先を読まれていたが、角野教授は、ちゃんと気は使っている。なら、私ならいいのと、きっと鈴は言う、かもしれない。


 角野教授たち3人は、ナナの娘リンの瞬間移動で鈴の自宅のリビングに行き、1ヶ月ぶりに鈴の両親に会い、超能力の話で盛り上がっていた。


 午後7時30分、テーブルには美味しそうな晩御飯が並び、テーブルすぐそばの床には、ナナの娘リンとシロの特別な晩御飯も用意してある。その時、鈴が帰宅すると。玄関口では、ナナの娘リンとシロが並んでちょこんと座り、鈴を出迎えに来ていた。


「院長、お勤めご苦労様です。今宵は、お招きいただきありがとうございます」

「何、その挨拶?」

「面白くなかった? ドラマの大病院風にやってみたんだけど」

「微妙だね、でもありがとう。うち大病院じゃなんだけど、私、あれ好きじゃないのよねー、あの行列」

「確かに、なんなんでしょうね、あれ?」

「そんなことより、私、お腹減ったんだけど?」


 このあと、鈴たち家族と角野教授たち家族6人、ちょっとにぎやかな晩御飯になり、美味しくいただき、食事が終わると。いつもならこのあと、しばらくして角野教授は自宅に帰るのだが、今日は違う。ナナの娘リンに瞬間移動が備わり、時間は気にせず、まるで自宅いるかのようにリビングでは、SF映画の再放送を3人並んでソファーに座りくつろぎながら見ている。

 この光景を鈴は、ソファーの後ろで見ていると、仲のいい親子だなと思うけど。

 お父さんとお母さんは、瞬間移動で毎日遊びに来てもいいと言い出すし。まぁ、それはいいけど、なんか家じゅうSFの話ばかりになりそうで、SF嫌いじゃないよ、けどねー、やっばり、ディズニーだよねー。


 結局、角野教授たち3人が帰ったのは、午後11時間を過ぎ。鈴の両親も一緒になってソファーに座り、SF映画の再放送を見ていた。


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