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猫の動物カウンセラー2  作者: K・Sメッセ
3つの超能力
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3つの超能力(7)

 これから始まる瞬間移動を制御するステップ1は、この家の敷地ある、かなり広い庭で行う。庭といっても、芝生が綺麗に張られたドッグランになっている。

 このドッグランは、シロが来る1ヶ月前に老衰で亡くなった雌犬のカールのために、亡くなった角野教授の妻の要望で作ったもの。そしてここは、いわゆるポツンと一軒家と言ってもいいくらい辺りを気にする必要はない。


 ナナの娘リンとシロは、ドッグランに行き、端の方でちょこんと座っている。その間、角野教授はステップ1の準備をしている。

 しばらくすると、ステップ1の準備ができ。ステップ1の手順を再度確認している。


 この瞬間移動を制御するステップ1の手順とは、10枚の薄めの小さなクッションに、1~10までの番号を書き。そのクッションをラムダムにドッグランの芝生の上に置き。1~10までの番号を角野教授がラムダムに読み上げ。番号通りにクッションの上に瞬間移動すること。

 そして、このステップ1のクリア条件は、99パーセント以上、指示通りに瞬間移動し。1~10までの番号をラムダムに読み上げ。3秒以内に10ヶ所すべて瞬間移動できるようになること。

 このステップ1の目的は、確実に指定した場所に瞬間移動でき、空間認識能力を高めること。もともと猫は空間認識能力が優れているていると言われ。空間認識能力といえば、地図とか、車の運転を想像する人がいるかもしれない。


 ナナの娘リンは、ステップ1を始める前に、自分の足を使い、番号が書かれているクッションの場所を3分以内に覚え、ステップ1が始まり。シロはその場でこの訓練を見守っていた、見知らぬどこかに飛ばされないように。


 角野教授は、ドローンを飛ばしながら上空でナナの娘リンを捉えながら。「5番」、「1番」「6番」と言った感じで、番号をラムダムに読み上げて行った。

 すると、すぐにコツを掴んだのか、確実に読み上げた番号通に瞬間移動できている。あまりにものみ込みが早いというか、ここまで上達が早いとは、角野教授は予想していなかった。

 例えば、頭に浮かんだ場所と、「瞬間移動で7番に行きたい」という思いを瞬時にできるようになっている。


 角野教授は、レベルを上げて行き。「6、7、9、10、8」と5ヶ所を順番通りに瞬間移動を指示し。瞬間移動のスピードを上げるため、走る感覚をイメージして瞬間移動をするように指示をした。そして、ドッグランの4隅に置いてある4台のハイスピードカメラを使って確認を始めた。

 すると、3姉妹の中では記憶力は3番目だが、中々の記憶力で、瞬間移動のスピードが面白いように上がって行く。


 そんな中、ナナの娘リンの瞬間移動の上達がスピードあまりにも早すぎて。角野教授は、なんか面白ないというか、逆に教えがいがないというか、上達するのは非常に嬉しいことだが、こうあっさりと午前中にステップ1をクリアするとは想定外に驚いていた。


 そして、その様子を黙って見守っていたシロは、ステップ1をクリアしたことにホッとし。ナナの娘リンと2人してステップ1のクリア喜んでいた。

 そんな中、ナナの娘リンは、確かに嬉しいのは嬉しいのだが、あまりの自分の上達の早さに、その才能に、自分でも驚いているというか、ちょっと怖い気もしていた。


 私って、こうだったっけ。私は私なのに、心のどこかで妹たちと比べ、どこかおいてけぼりを感じていたのかもしれない。


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