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猫の動物カウンセラー2  作者: K・Sメッセ
3つの超能力
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3つの超能力(5)

 午前9時を過ぎ、3人は角野教授の書斎にいる。初日の瞬間移動訓練内容は、確率的に危険のリスクが低い方法で訓練を始める。といっても、検証すると言った方がいいのかもしれない。

 

 ただ行ってみたいなと思っただけなのに、勝手に南極行き。ただ家に帰りたいだけなのに、ハワイに行き。ただ家に帰りたいだけなのに、角野教授の書斎に行った。

 昨日、初めて瞬間移動した南極とハワイに、再度、瞬間移動できるのかを検証する。これができなければ何も始まらない。


 ここで肝心なことは、勝手に瞬間移動するではなく、なんとなく行ってみたいなと思ったことで瞬間移動することでもなく。瞬間移動したいと思った場所に、瞬間移動できるようになること。ようするに、自分の意志で瞬間移動を発動できるようになること。

 そのためには、まずは瞬間移動になれることが必要。そうすれば自然に瞬間移動を発動できるようになるはず。

 例えば、「南極に行きたい」と心に思い、頭に浮かんだ場所に瞬間移動できるようになること。それができない限り、一生瞬間移動に悩まされる生活を送ることになる。幸い、今現在、勝手に瞬間移動は発動していない。

 そして、今のところ瞬間移動は連続3回まで。最後の着地地点は、角野教授の書斎だが。ここで1番厄介なことは、瞬間移動の無限ループに陥ること。首輪にGPS発信機をつけたところで、位置を特定するのにも限度があるが。明日、特製の猫用首輪GPS発信機が、ここに届く予定になっている。

 果たして、ナナの娘リンは、思い通りに瞬間移動ができるのか。まずは、南極に瞬間移動をしてみることに。


 角野教授とシロは、その様子を見守るようにジッとナナの娘リンを見つめ。そして、無事にここに帰って来ると信じている。


 ナナの娘リンは、「南極に行きたい」と心に思い、頭に浮かんだ場所に瞬間移動したいと思った。

 すると、ナナの娘リンは、少し体が浮いたような感覚になり、その場から消え。その光景を目の当たりにした角野教授は、なんかワクワクしている。シロは、無事にここに帰って来るように祈っている。

 果たして、ナナの娘リンは、南極に瞬間移動ができたのか。

 ナナの娘リンは、目を閉じることなく瞬間移動し、辺りを見渡すと。真っ白な銀世界が広がり、もの凄く寒く、まさしくここは、あの時に見た同じ光景が広がっている。

 南極に瞬間移動したナナの娘リンは、「やった! できた!」と思い、嬉しいが、もの凄く寒いので、「家に帰りたい」と思った。しかし、瞬間移動しない、少し体が浮いたような感覚にもならない。何度も何度も「家に帰りたい」と思っても瞬間移動が発動しない。


 角野教授は、「家に帰りたい」と思えば、ハワイに瞬間移動するか、書斎に瞬間移動するか、高い確率でどちらかに瞬間移動すると言っていた。

 なのに、瞬間移動できないナナの娘リンは、困惑の渦の中、焦りだすが、どうしていいのかわからない。だた、わかっていることは1つ、ここにいたら凍え死んでしまう。どうすれば瞬間移動できるのか、必死に考えていると。もしかしたら「書斎に戻りたい」と思えばと、やってみたが。瞬間移動は発動しなかった。


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