3姉妹は超能力者(3)
3姉妹は、思ってもみないことを2つも聞かされ。呆然と立ち尽くすだけで、何も言えず。ただ、長女のリンは、母親が相当悔しい思いをしたことにショックを受け、リビングを飛び出し、満開の桜の木の下で、ちょこんと座り、桜を見上げ。
「……リン先輩……私はどうしらいいの? お母さんがあまりにもかわいそうで」
「誰がかわいそうだって!? 笑わせないでよね」
ナナは、気配を消したのか。娘のリンは、その声にちょっと驚き後ろを振り向き。
「……」
「まさに、皮肉よね。言っときますけど、私は幸せよ。あいつらには、絶対に感謝はしないけどね」
「……ごめんなさい」
「別に謝んなくっていいわよ……リン、どうかした?」
「……いや、なんか、今、体が軽くなったような……」
「もしかして、桜のせいじゃないの?」
「何それ? 意味わかんない?」
「確かに……」
ナナは、欠落した記憶を取り戻した時、悔しさや悲しみ、その裏切られた記憶をかみ砕き、それを飲み込み。私は私、誰がなんと言うと私は猫だ。そう自分に言い聞かせた。
これが私のお母さんなんだと、改めて娘のリンは、メンタルの強いお母さんだなと思い。この人にはとうてい勝てないと思った。
しかし、私たちはまだいい。でも、気丈に振る舞っていたけど、内心はどうなんだろう。3姉妹は、いらぬ詮索はしないことにした。
3姉妹は、思ってもみないことを2つも聞かされた。このことが引き金なのか、それとも両親のDNAを受け継いだ進化なのか、それはわからないが。この3日後、3姉妹の脳が覚醒する。




