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タイトル半回収

サメVSゾンビVSナチスVSエイリアンVSプレデター


中々に衝撃的な内容で慄然とした。

まずは超重量級のあらすじを諸君らにぶん投げよう。


時は1999年、世間が例の終末予言で盛り上がっていたところから始まる。1945年に壊滅したはずのハーケンクロイツ組織の秘密基地が南極にて謎の秘密実験をしているのであった……。


その頃、南米のアマゾンに謎の宇宙船が飛来。中からプレデターに酷似した謎の生命体が人類に悟られることなく、次々とアマゾンの奥地に降り立っていくのであった。


一方旧ヨーロッパでは未曾有のバイオハザードが発生。未知のウイルスが蔓延し、感染者は爆発的に増えていく。

感染者の特徴は正気を失い、健常者を噛む。噛まれた健常者は数分の猶予の後感染者と同じ体組織となる。

この状態では常人には到底再現不可能な身体能力、再生力、五感の鋭さを発揮する。つまりバイオハザードのゾンビに似たなにか。

当初は旧ドイツ北東部の(おそらく)その辺の田舎で小規模な感染爆発が起こった後、大都市に感染者が流入。アンド小動物を介したウイルス感染でビックバンが起きた。

これに対して欧州連邦の動きはのろく、発生源と思われる旧ドイツ地域の国境封鎖に踏み切れず欧州連邦統治地域全域に感染者及びウイルスが広がる事態となった。

もとより欧州統合という過剰負荷に耐え兼ねて機能不全を起こしていた欧州連邦はぐちゃぐちゃに瓦解。(そもそも物流の遮断により経済が壊死。都市は阿鼻叫喚で原始さながらのカオス)様々な大小入り交じる勢力が乱立し束の間の欧州の平和は音を立てて崩れて逝った…。


それを見かねたエイリアンは旧欧州連邦地域を封鎖。エイリアンの超科学金網によりヨーロッパは陸の孤島と成り果てた。

エイリアンはユーラシア全域を勢力範囲としている、古代から文明を影で操る古代種族の一つである。人類は彼らの掌で踊っているに過ぎなかったのだ。彼らもまた、激震の予感を胸に日々、秘密の超科学実験を繰り返すのであった。


その頃太平洋のどこか。ハンマーヘッドシャークが過度のストレスにより突然変異。超振動波で地球の記憶(メモリーオブアース)の波長を偶然捉えた彼は劇的な生物としてデビューを迎える。メモリーオブアースを我がものとした彼に死角はない。全知とも思える万能感を感じつつ、海底の秘密基地で超兵器を同胞達と共に制作している…。



そして1999年、交わるはずの無かった彼らが地球を舞台に死闘を繰り広げる!陸で!海で!空で!超ド級の戦いが幕を開ける!




あらすじで満腹だぁ。もう触れたくないのでこの話は終わろう。にしてもすごい映画だったね…。


そんなこんなで映画を見終えた俺は3時間の激烈ジェットコースター的急展開の余韻に嗚咽を覚えつつデスクへ向かう。

そして座る。……………そしてやることがない。暇。

このデスクのいい所は地球を船内から見れるということだ。

美しい物は見飽きんのでな。勤務時間を適当に窓際で潰して給料をせしめよう。いい時代。いい職場だ。

監視が仕事なので地球を監視しているし勤務なんだぜ。

仕事しているんだぜ。俺はよ。


そんなんで時間を潰してるうちに携帯が鳴った。


ピロリロリーン♪ピロリロリーン♪


最近の流行りはたまごっち型携帯だ。モチベートが上がるぜ!


と思った矢先、上司からという事に気づき気分がダウン。

「今夜、私の部屋に来るように。」

めんどくさ。


ガチャ。

「失礼します。」

「来たか。」上司が臭い口を開く。

「どういうご要件でしょうか。」 率直に尋ねる。


「仕事だ。幾星霜ぶりのな。それも超ビッグだ。」


? 勿体ぶらねーではよ言え。








「地球に進攻する。」









な、なん…だと………。



「ま、待って下さい。」


「話が読めません。進攻の最高責任者は誰ですか?」


上司「私だ。私が進攻作戦の最高責任者だ。チームも私が陣頭にたつ。」


あ、アイエー!?訳分からん


「…。そもそも太陽系は保護星系に指定されています。許可なく進攻は論外として、正規の手順を踏むにも中央議会の承認が必要ですよ。それをクリアするだけの理由があるのですか?」


「議会には既に統合監視委員長を通じて掛け合っている。理由は脅威となる原生生物の排除。この名目で十分通るだろう。高レベル兵器の使用許可も降りやすい。」


「い、いや。統合監視委員長に直訴ですか?いつの間に…。

脅威とはどの生物ですか?全く心当たりがありませんが、でっち上げた理由で騙せる相手では無いですよ。」


「それは現時点で君に話せることでは無い。知りたければ進攻チームに入れ。断るならそれで結構。作戦との兼ね合いで他エリアに異動になる。つまりここから離れてもらう。どうする?」


困ったなぁ。地球が結構好きなんだ。離れるのも嫌だけど、進攻に加わるのも嫌だ。それに怪しすぎる。なにか違和感を感じるな…。いくら脅威の排除と言ったって、ここは保護星系だ。貴重な原生生物や環境を守るために民間人はもちろん、調査チームも滅多に入るところじゃない。(ここが暇なのも保護星系に指定されているからという理由もある。)そこに進攻なんてそんなの前例が少なすぎるし、議会は大荒れだろう。

何より脅威となる原生生物に該当する生物がどこにいる?

人類含め地球には脅威となる原生生物はいないし、他惑星も見てみたがそんなのいる欠片もない。

唯一宇宙進出している人類でも脅威とは程遠い。そもそもこっちの存在に気づいてないし。それでどうやって議会で通すつもりだ?さっきも言ったがでっち上げや杜撰な説明でごまかせるような所ではない。普通なら通らずに終わりだ…。普通なら…。


「すみません。少し考えさせてください。」


「分かった。明日のこの時間にまた来てくれ。」


「分かりました。失礼します。」



退室した俺は思考を巡らせながら自室へ戻る。

あらゆる可能性を考えたが、結局なにも分からずそのままごろ寝した。





フッー。葉巻を吸いながら上司は思索する。

今回の件…。なんとしてでも成功させなくては…。

失敗は…許されない…。「彼」の後ろ盾あってこそ、この無茶が通っている。同時にクライアントも「彼」なんだが…。


「明日からチームの編成に取り掛かるか…。」


夜は更ける…。






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