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大空梨沙


放課後肥本バンと大空梨沙は地元の大型百貨店、白鳥デパートメントストアーに来ていた

「あのさぁ、小腹すかない?」

肥本バンがデパートの地図を見ながら、大空梨沙に話しかける

「マナルとかどうかな?」

マナルとはマナルバーガーの略で、人気ハンバーガー店の一つである

「私もお腹空いてきたからそれで良いよ」

大空梨沙は肥本バンの意見に賛同する。



「屋上で食べない?」

肥本バンは2人分のハンバーガーを買って、屋上に誘う

「嫌なら話さなくて良いけど、少しでも話せるなら、話してくれないかな?男性恐怖症になった原因を」

大空梨沙は覚悟を決めるように喉を鳴らす

「私が男性恐怖症になったのは、とある出来事が原因だったの」

大空梨沙は男性恐怖症になった原因を話した

「1年前に長岡先生が私の家庭教師だったんだけど【彼女に振られて最近たまってんだよね】とかで、急に襲ってきて」

大空梨沙はくちびるを噛み締める

「話しにくいなら無理に話さなくていいよ」

肥本バンは大空梨沙の話を切った



これは1年半前大空梨沙が歩厘ふりん中学2年生だった頃の話

「梨沙、あんた最近、勉強について行けてるの?」

「ぼちぼちかな?」

大空梨沙は面倒くさそうに答える

「この前、中間テストだったでしょう?お母さんに見せてくれる?」

「え〜今から」

大空梨沙は嫌そうな顔をする

「ほら、すぐに取りに行く」

大空梨沙は重たい腰をあげて、部屋まで中間試験の用紙を取りに行く



「はい」

大空梨沙は中間試験の結果を母親に見せる試験の結果は40点〜50点の間を行き来している大空梨沙の母親が飽きれる

「あんたね、来年は受験生なのよ!!」

大空梨沙のテスト結果は10点しか差がなく良くも悪くもばらつきは少ない

「今からこれじゃ、受験に受からないわよ!!」

大空梨沙の父親がテストの結果を見る

「今からこれじゃ、白鳥高校は難しいな」

白鳥学園は勉強が出来ない生徒も一定数いるが、基本的には偏差値69の名門校である

かけるさん来月から梨沙に家庭教師を付けた方が良いかしら」

大空梨沙の母親は夫である、大空翔かけるに相談する

「俺もつばささんと同じ考えだよ」

大空梨沙の父である大空翔かけるは妻である大空翼の意見に賛同する

「じゃあ決まりね来月から家庭教師を雇うから」

「勝手に決めないでよ」

と反論したかったが、成績も足りなくて、何より2対1と分が悪かった

「分かった」

大空梨沙は両親の決定に渋々(しぶしぶ)したがった。



翌月

「ごめんください今日から娘さんの家庭教師をする事になりました。長岡です」

20歳前後の筋肉質の青年がチャイムを鳴らす。

「は〜い!今開けますね」

大空梨沙の母親である大空翼がドアを開ける

「今日から娘さんの家庭教師となりました。長岡恐子ながおかきょうしです。宜しくお願いします」筋肉質の好青年は丁寧に挨拶あいさつをして、家に上がる

「梨沙、先生がいらっしゃったわよ」

大空翼は娘の大空梨沙を呼びに行く

「今、行く〜」

大空梨沙が部屋から出て顔を見せる

「こんにちは、大空さん、今日から君の家庭教師をする長岡です」

筋肉質な青年は優しそうな雰囲気で挨拶あいさつを交わした

「どうぞ、お上がりください」

大空翼は長岡恐子を部屋に上げる



長岡恐子は一枚の解答用紙を大空梨沙の机に置く

「今から、大空さんの学力を知る為に抜き打ちテストをします」

紙の中身は、国語、数学、英語の3教科が一枚の紙に記入されている

「よぉういスタート!」

大空梨沙が準備を整えると、抜き打ちテストが始まった


7


テストの結果は散々で32点と赤点をギリギリ回避出来た程度だった

「なるほどね」

長岡恐子は少し考え事をする

「大空さんはどれも惜しい所で間違えているね」

長岡恐子が32点の解答用紙を見せる

「おそらく、今日は初日で緊張していたと思うけど、見た感じちょっとしたミスが目立つかな?」

長岡恐子のは大空梨沙がおかしたミスの指摘などをする

最初は生徒思いで優しい先生だった

「よし!今の問題の間違えた箇所を一緒考えて行こう」

生徒が問題を間違えると優しく諭してくれた

「この式はだね」

大空梨沙は長岡恐子ながおかきょうしの教わった通りに問題を解いた

「凄いじゃないか!全問正解だよ!」



「先生、今お帰りですか?」

長岡恐子ながおかきょうしに話しかけて来たのは教え子である大空梨沙の母親の大空翼である

「はい、大学の帰りに今日の晩ご飯を買う所です」

長岡恐子と大空翼は世間話を始める

「所で娘の様子は如何ですか?」

話は娘の大空梨沙の話題になっていた

「呑み込みが早くて、教えがいがあります」

長岡恐子が大空梨沙を褒める

「モ〜!!」

何処から逃げ出したのか?暴れ牛が突進して来た

「危ない!!」

周りが大声で叫ぶ中、長岡恐子は荷物を大空翼に渡す

「少しの間、預かって貰えますか?」

モ゙ー

暴れ牛は長岡恐子目掛けて突進する

「おい!そこのあんたら危ねえぞ!」

モ゙ー

「おいて、早く逃げろ!」

大声で叫び忠告する周りを無視して、長岡恐子は暴れ牛を正面から迎え討つ

「あ゙〜もうダメだ!!」

誰もが悲惨な結末を思い浮かべる

ガジ!!

長岡恐子は突進してくる暴れ牛を正面から迎え討ち、両手で、暴れ牛の角を握り締める

「あの兄ちゃん無事か?」

暴れ牛が突進を辞めた

いや違う!長岡恐子が暴れ牛の突進を止めたのだ

長岡恐子は両手で暴れ牛の太くて長い角を握り締めている

長岡恐子は腕の力だけで暴れ牛の突進を食い止めたのだ

モ゙ー

暴れ牛はそれでも突進を止めない

しかし長岡恐子によってこれ以上進む事が出来ない

「フヌオアああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????」

長岡恐子は暴れ牛を持ち上げる

「嘘だろう!?あのあんちゃん、牛を持ち上げてやがる」

長岡恐子持ち上げている暴れ牛を地面に下ろす

あまりの衝撃に、暴れ牛は大人しくなった



大空翼はその日の晩ご飯で大興奮して、今日の出来事を家族に話した

「いくらなんでも、ありえないよ。梨沙はもう子どもじゃないんだよ」

娘の大空梨沙は信じなかった

「梨沙を愉しませようと、しているんだろうけど、ちょっと、現実味が無いな」

暴れ牛を素手で止めたと信じる方が無理な話だろう

『次のニュースです』

夫の大空翔おおぞらかけるがテレビをつける

『本日の夕方、街中で暴れていた暴れ牛を大学生くらいの青年が押さえたとの事』

誰が撮ったのか?、いつの間に撮られていたのか?長岡恐子ながおかきょうしが暴れ牛を制圧する映像が流れた

「嘘?!」

大空梨沙と大空翔は固まった


10


9ヶ月後

大学生の長岡恐子は家庭教師のバイトにやりがいを持っていた

「大空さんは呑み込みが良いから、本当に教えがいがあるよ!」

今日、長岡恐子は彼女とデートの待ち合わせをしていた

「アレ?待ち合わせ場所間違えたかな?」

待ち合わせの時間は過ぎている。しかし彼女は来ていない

「おかしいな?」

長岡恐子は彼女に電話をかける

『おかけになった、電話番号は現在使われていないか、電波の届かない所にあります』

嫌な予感がした長岡恐子は、彼女の家へと向かった

(もしも、彼女の身に何かあったら)

「今の彼氏に飽きたって言うか、たまには彼女を作るのもありかな?って」

すぐとなりを彼女が通り過ぎる

電話に夢中なのか、彼女の全く気づかなかった

声をかけようとするも言葉が見つからない

「先生、どうしたんですか?」

教え子の大空梨沙が声を掛けていた

「なんでもない」

長岡恐子は一言そう言うとその場から去っていった

「なんでもないって・・・・」

長岡恐子は今にでも飛び降りそうなほどにかなり酷い顔をしていた


11


大空梨沙は長岡恐子を家に招き入れる

「最近の先生、顔色が悪いですけど、本当に大丈夫ですか?」

大空梨沙はあの日以来、何かと長岡恐子を気に掛けるようになった

「君には関係ないよ」

大空梨沙は言葉を失った

「とこで、親御さんは?」

長岡恐子何処にも親がいない事に気が付いた

「今日は遅くなるそうです」

大空梨沙は長岡恐子が話をそらした事を気にしつつも、長岡恐子の質問に答える

「そろそろ、授業の時間だね」

長岡恐子は大空梨沙に勉強を教える

「先生、この問題ですが、」

大空梨沙の頭が長岡恐子の近くに来る

ゴクリ

思春期の少女特有の甘い匂いが長岡恐子を喉をならす

(ダメだ!まだ中学生の教え子相手に)

白いワンピースからチラッと見える谷間に、甘い匂い。彼女に振られたショックも重なり、長岡恐子の理性は限界に達していた

「そう言う事だよね?良いんだよね?」

長岡恐子は突然意味深はセリフをはいた

「何を言って?」

大空梨沙は長岡恐子言っている事が理解出来なかった

「!?」

長岡恐子は大空梨沙に突然、濃厚な口付けをする

「イヤ!!」

大空梨沙は突然の出来事に戸惑い、長岡恐子突き放す

「そっちから誘って来たのに、突き放すとか酷いな」

長岡恐子の目は完全に据わっている

「来ないで!?」


12


大空梨沙の言葉が詰まる

「話してくれて、ありがとう」

これ以上、話す事は難しいだろ

「よく、頑張ったね」




肥本バンは大空梨沙に優しく声を掛ける




「それ、警察に相談とか出来ない?」さ




大空梨沙は肥本バンの提案を否定する




「そんなことしたら、SNSに私のその・・・・色々とエッチなのが」




肥本バンは考え込む




「それじゃあ、何かあったら、ボクに知らせるのはどうかな?」

「うん、ありがとう」

大空梨沙は優しく微笑ほほえ

(梨沙のその顔久しぶりに見たなぁ)

肥本バンは大空梨沙の優しく微笑む笑顔に見いてしまう

「あの」

大空梨沙の笑顔が崩れ落ちる

「その」

大空梨沙の顔が赤くなる

「えっと」

大空梨沙の顔が青くなる

「あっ」

肥本バンは自分が何かやらかした事を察した

「いや」

肥本バンは必死に釈明する

「いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいやあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????」

「ごmebea!!?」

肥本バンは軽く飛ばされて、フェンスに倒れ掛かる

ペキ!!

パキ!!

肥本バンが倒れ掛かった勢いでフェンスが壊れてしまった

ガシャン!!

9階建てのデパートの屋上からフェンスが落ちて来た幸い裏路地で誰も居なかった事から、怪我人は出なかった

「お助け〜」

肥本バンは辛「かろ」うじて、へいにしがみついて、落下を免れた

「バン君!!手!!」

大空梨沙が手を差し伸べる大空梨沙は極度の男性恐怖症だかなりの勇気と覚悟がなければ出来ないだろう肥本バンは大空梨沙の右手に左手を差し出す大空梨沙の右手と肥本バンの左手が握られた瞬間

「いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいやあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????」

大空梨沙が右手を振った事で、大空梨沙の右手と肥本バンの左手は振り解かれた

「へ?」

肥本バンは9階建てのデパートの屋上から落下したガツン!

肥本バンは着地と同時に後頭部を強打した

「いっつぅぅ〜」

肥本バンを強打した後頭部を押さえてもだえる

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