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クラブ活動


「昨日は本当に!ひどい目にあった」

洗濯機の中に入っていた少年。肥本バンは普通に学校にいた

洗濯機の中に長時間閉じ込められて、更に洗濯機がフル稼働していた状態でこの少年は大した怪我をしていない。

それから、すぐに誤解が解けて釈放しゃくほうとなった

帰りは、パトカーで寮まで送ってもらった

そして、寮に帰ったら、帰ったで、桃にこっぴどく怒られた

桃は肥本バンの妹である

小学生の妹に高校生の兄が正座させられて、こっぴどく叱られると言う構図こうずはあまりにもシュールに違いない

「そろそろ、部活動何にするか、決めるか」

入学して半月になるがバンはまだ、部活動巡りをしていない

「どんな部活があるかも、気になるし」

バンは運動部から覗くことにした



男子テニス部

パコーン!

パコーン!

丁度ちょうどラリーをしている所だった

パコーン

「しばらく見ない間に随分ずいぶんと実力を付けたじゃねぇか!」

パコーン

「これは、ほんの小手調べです。」

パコーン

「なら見せてみろ!貴様の全力とやらを」

パコーン

「なら、遠慮えんりょなく」

左脚とラケットを持つ右腕後ろに下げた

「はああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!??????????????????????????????????????????????????????????」

左脚を思いっ切り前に踏み出す

「はああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!??????????????????????????????????????????????????????????」

そんなに、「はあああ」って言ってのどが疲れないのだろうか?

後ろに下げた右腕を思い切り振る

パン!

ラケットがボールを捕らえる

ぎゅ!

ラケットを両手で握りしめる

「必殺!あの日君に出会っていなかったら、ボクは恋を知らなかった!」

どんな必殺技名だよ!

ボールを跳ね返した

物凄い勢いでボールが迫る

「なるほど!物凄い威力だ!だが!」

ドン!

前方に重心を乗せて帰って来たボールを迎え撃つ

「必殺!俺はもうお前無しではいられない!」

何で、必殺技名が微妙びみょうつながってんだよ

何で!2人揃って、必殺技でポエム読んでんだよ!

パコーン!

ボールを打ち返したが、コートを大きく外れた

ボールはバンの目の前で止まった

「フェンスが無かったら危なかった!」

バンはテニス部を後にした



男子バスケットボール部

「左手は添えるだけ!」

ダムダムダム

今は基礎連をしているようだ!

「そこ!腕を使い過ぎてる!」

シュートを打つ練習をしている者

ドリブルの練習をしている者

「ほら、もっと腰を落として」

コーチらしき、40歳くらいの中年女性が基礎練習きそれんしゅうを見る

「良し!集合!」

コーチと思われる、30代後半の男性が声を掛ける

「これより、対抗戦を行う!」

チーム別の対抗戦が行われた

「よろしくお願いします!」

チームは黒と灰色に分けられた

なぜそこは、灰色と言う微妙な色にしたのか!

両チームのリーダーが握手をして、試合が始まる

「いきなりだが!手加減はしねえぜ!」

ボールを持った、黒チームの大柄な少年が前に出る

ダムダムダム

少年は徐々にドリブルを早める

「必殺!停止石造スートーンストップ!」

動かない石造はただの石造なのでは?

高速のドリブルを繰り出す

「ヘイ!パース!」

パスを受け取ったのは、相手チームの灰色チームだった

棚から牡丹餅ぼたもちとはこういう事を言うのだろう

しかし、灰色チームは後ろに3歩以上下がってしまった

ピッ!

「トラベリング!」

灰色チームは一瞬にして、ゲームに主導権を取られてしまった

「やるじゃねえか!」

ゲームは黒チーム主導で開始された

灰色チームはすぐさまボールを奪う

「ならこちらも必殺技を使わせてもらおう!」

よく見ると、ホールを持っているのは、バンのクラスメートのいちもんじ乃黄ないきだった

「必殺!俺を熱くするのは君だけだ!」

いちもんじはドリブルをしながら、ゆっくりと進む

しかし、必殺技のポエム化が流行っているのだろうか?

「け!何が必殺技だ!鈍間のろま!」

黒チームの一人がいちもんじのボールを奪った

ピッ!

「イリーガルユースオブハンズ!」

しかしボールを奪った相手はファールをもらった

「これが俺の必殺技だ!」

いちもんじはドヤ顔を決める

「相手をファールに誘う技だと!」

ファールをもらった少年は驚愕きょうがくしている

「てか、うちのバスケ部、姑息こそく過ぎない!」

さっきから必殺技がみっみちい!

「お遊びはここまでだ!」

黒チームの小柄な少年がボールを持って、自分たちのチームのゴールしたに付く

「ムン!」

小柄な少年の筋肉量は半端なく、ユニフォームがパッツンパッツンである

「必殺!ハンマードリル!」

筋肉質の少年は強烈なパスを繰り出す

筋肉質な少年が放ったボールは突然と姿を消した

「俺が放つボールは高速を超える!」

筋肉質の少年は決め台詞らしき言葉を言う

「それじゃあ味方も取れねーよ!」

相手チームの言うとおりである

「誰がパスだと言った?」

しかしこの少年が放ったのは

「俺が放ったのはシュートだ!」

ボフン!

しかし、ボールは相手チームのゴールポストではなく

見物していた少年にぶつかってしまった

更に不運な事に丁度、少年が立ち上がった時だった

少年は後ろによろけて、誰かにぶつかった

「ごめん!」

バンは謝って、後ろを振り返る

そこにいたのは、同じクラスの大空梨沙だった

ボズ!

梨沙は無言でアッパーを食らわせた

「ボぺ!」



「いったた」

バンは剣道部を見学することにした

めーん!」

どーう!」

こてー!」

剣道部は丁度練習中のようだ

「そう言えば、うちの剣道部はかなりの強豪と聞いたな?」

剣道部の神棚には、おびただしいほどの優勝トロフィーが飾られている

これは、うわさ以上ではないのではないだろうか?

ガラ

剣道部の部員がバンがいるすぐ隣のドアを開ける

「ふうぅ!」

少年はめん取る、おそらく顔立ちからバンと同じ歳か1年か2年年上だろう

「見学か?」

部員の少年はバンを見て質問した

「はい、そうです。」

「そうか!うちの部強いだろ!」

部員の少年は自慢げに話す

「俺は、3年の斎藤だ!」

どうやら先輩のようだ

「うちの剣道部の3年には、キセキの世代と呼ばれる4年に一人の天才が5人一斉に集まてんだ!」

微妙びみょうだな!

「更にコーチも2人に一人の逸材いつざいと言われている」

半分もいたら、逸材いつざいも何もないだろだ!

本来なら凄い事なのだろうが、全く凄さが伝わらない



「そしてあの小柄な奴が、キセキの世代の先鋒せんぽう大典太おおでんた光世みつよ

身長は165cmくらいだろうか?

童顔と言うのも相まって、とても先輩とは思えない



「そして、あの細い奴がキセキの世代の次鋒じほう童子切どうじぎり安綱やすつな

身長は180㎝くらいだろうか?

とても高校生とは思えない体格だ!顔もおっさん顔である

「あのう、あの先輩せんぱいは、本当に高校生なんですか?」

バンは、ポッチャリ系、老け顔の先輩について斎藤に尋ねる

「ああ見えて、俺たちと同じ歳だ」

斎藤が後輩の質問に答える


15


「そして、あのマッチョが、キセキの世代の中堅ちゅうけん鬼丸おにまる国綱くにつな

おっさん顔2人目である

前回に紹介した先輩は、小太りのおっさん顔の先輩。

それは、まるで、中年太りしたおっさんのような体格である

今回のは、何の変哲もないおっさん顔である

身長も178と高めである



「そして、安綱と同じ体格のやつがキセキの世代の副将ふくしょう三日月みかづき宗近むねちか

身長は僅かに宗近むねちかが高いようにも思える

とても、高校生とは思えない体をしている。

高身長で、服の上からでは、分かりにくいが、中々の体格である



「そしてあの大柄のマッチョが、キセキの世代の大将たいしょう数珠丸じゅずまる垣次かきつぐ

身長は181㎝くらいだろうか

さっきの少年がなみマッチョなら、最後の一人は、ゴリゴリのゴリマチョである



「かくいう俺も、そのキセキの世代の一人!幻の6人目として、試合経験はないが、陰ながら戦っている!斎藤さいとうしんだ」

奇跡の世代と呼ばれてる剣道部のレギュラーを紹介した後に、自分の出番である

試合しあい履歴りれき経験けいけんもないがな」

試合経験が無いなら、試合履歴もないだろう。

「てか!試合履歴しあいりれきって何?」

斎藤新は、目をそらす

(適当に言ったな)

肥本バンは察した

「それはそうと、試合経験が無い6人目って」

幻の6人目で、試合経験がないと言う事は

「それってただの補欠なのでは?」

斎藤先輩は速やかに練習に戻った

これ以上の掘り下げは禁句きんくのようだ


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「今度は文化部でも見るか」

妹部の部室の隣は、ママ部の部室となっている

妹部は、女人禁制

ママ部は、男子禁制

と対照的になっている

「って、似たような、奴ばっかじゃねーか!」

妹部、妹属性に付いて檀弁だんべんする部活

ママ部、頑張っていたり、疲れているおじさまを癒やす部活

「一歩間違ったら、警察案件だな」

むしろ、これを学校が認めてること自体が異例いれいである

難民キャンプ支援部は、難民たちにおススメのキャンプ地を紹介する部活

「いや、それを学校の部活でやる意味ないんじゃ?」

美少年部、10代のイケメンに付いて檀弁だんべんする部活

美少女部、10代の可愛い娘や美人に付いて檀弁だんべんする部活

美青年部、20代や30代前半のイケメンに付いて語り合う部活

美婦女部、20代や30代前半の美女に付いて語り合う部活

イケオジ部、30代半ば~40代のイケメンに付いて語り合う部活

美魔女部、30代半ば~40代の美熟女に付いて語り合う部活

「何?この部活?」

正直どれも、部活で行う意味が無い活動ばかりだ!


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「難民キャンプ支援部にでも行ってみるか」

バンはとりあえず、難民部の部室へと向かった

「失礼します」

バンは難民キャンプ支援部の部室に入る

「貴様!自分がしでかしたことが分かっているのか!」

難民キャンプ支援部の顧問こもんと思われる壮年男性の怒鳴り声をあげている

「貴様が、難民たちに紹介した避難場所ひなんばしょ苦情くじょうの山なんだぞ!」

その活動は高校生には荷が重いのでは?

「おかげで貴様が紹介した避難場所は、帰省ラッシュで溢れかえっているではないか!」

それは、むしろ良いことなのでは?

「苦情の内容は、主に「ゾンビが出る」とか「窓ガラスが割れている」とかだ!」

そりゃあ苦情が来るのも頷ける

「いや!ゾンビが出る難民キャンプってなんだよ?」

バンは、一瞬いっしゅん納得なっとく仕掛けた

「確か、貴様は苦情の常習犯だったな?」

怒られている男子生徒は高等部2年くらいだろうか?

「これは、最上級の粛清しゅくせいが来るな!」

「考えるだけでも恐ろしい」

部員の反応から察するに相当厳きびしいばつのようだ

「今日から一週間の間、アニメは抜きだ!」

この難民キャンプ支援部には、多くの粛清しゅくせいがあるようだ

一週間の間、漫画まんが禁止きんし

一週間の間、ゲーム禁止きんし

1週間ネトゲ禁止

一週間の間、配信はいしん禁止

一週間の間、ネット禁止

一週間の間、スマホ禁止など

様々な地味に辛い粛清の数々

「やはり、最も重い粛清がされたか!」

一週間の間、アニメが見れないのが最も重いのか!

「あのう、一番軽い粛清はなに?」

バンは隣に少年に尋ねる

切腹せっぷくだけど」

少年の即答にバンは驚愕きょうがくした

「何で一番軽いのが切腹なんだよ!」

むしろ最も重いまである

「てか、学校で切腹があること自体おかしいだろ!」

学校は、この切腹を認知にんちしているのだろうか?

もし、学校が切腹せっぷく認知にんちしていたとしたら

「とんでもない学校に来たな」

肥本バンは軽く後悔する

ガラ

「遅刻してすみません!」

タイミングよく、一人の部員が遅刻してきた

「お前は切腹だ!」

男子部員は言われるがまま、正座して、制服のバタンを一つ一つ外していく

制服のボタンを全て外し終わると、扇子せんすをお腹に当てた

そして再びボタンを付けなおした

「先生、切腹を終わりました」

どうやら今のが切腹らしい

これは、地味にかなり恥ずかしい

「このご時世に、切腹とかあるわけ無いか」

増してやここは、学校である。

切腹が本当に行われていたら、大問題どころの騒ぎではない

それはそうと、謎過ぎる部活に変わりはない

「いや、どんな部活だよ」

肥本バンは、貯めにため込んだ思いを吐き出した

この難民キャンプ支援部は、どのアニメを見るか困っている人たちに、おススメのアニメを紹介するのが、主な活動らしい

「何で、そんな部に顧問がいるんだよ」

それ以前に、学校の部活で行う意味すらない

「ずっと気になってたけど、ゾンビって実際にいるの?」

肥本バンは、今更ながら、気になった

今回の苦情くじょうは、窓ガラスが割れてるとゾンビが出るである

窓ガラスはともかく

「ゾンビがいるって言うのが、信じられなくて」

半分ゾンビみたいな奴が何を言う

「ゾンビはもちろんいるぞ」

何と実際にゾンビがいるようだ!

「この作品の中に」

肥本バンは、これ以上深く追求しなかった

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