表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/21

BBQ


天気のいい外

太陽の光が降り注ぐ玄関前の

広い敷地でバーベキューの仕度を

する飛鳥達



パタパタパタパタパタパタ


美岬父は炭に火を付けている


(美岬父)暑いのぉー


ダラダラと汗を流しながら

うちわを扇いで

ひたすら火を起こす美岬父



(飛鳥)はぁ~~あっいぃ…


汗を服の袖でふく飛鳥


(美岬父)和泉くんっ

そこにテーブルを出しといて

貰えるかっ?


あっ はいっ!

 

(飛鳥)まじあっついっっっ


タッタッタッ


小走りでテーブルを取りにいく


(美岬父)南くんっ!

裏からもう少し炭を

持って来てくれんかっ?


(楓)…はっ はいっ


はぁ はぁ はぁ


死んじゃうよぉ~~


タッタッタッ


汗だくで

身体中汗でビショビショの3人

ふぅ…


汗を服で拭いた

(飛鳥 楓)できたぁっ!


美岬達がいつきても、

肉が焼ける状態になった


(飛鳥)はぁー… 着替えたぃ…


ボソッと呟いた飛鳥


(美岬父)いや~ 

すまんなっ こき使って

客人って事をすっかり忘れてたよ

(飛鳥)いっ いえ

全然大丈夫です…

(美岬父)そろそろ

食べ物の仕度も

出来るんじゃないかっ


(美岬母)お待たせしましたぁ~


玄関から

食べ物の準備をして

大量の肉や海鮮、野菜を

運んできた

美岬母、美岬、国枝、葵


飛鳥と楓に近づく美岬母


(美岬母)ごめんなさいね

和泉くんも南くんもっ

準備を手伝ってもらって…

いっぱい食べてね!




ジュ~~っっ


お肉を焼くいい音と

注がれた焼き肉のタレの匂いが

食欲を膨らます


(美岬母)はいっ、どーぞ♪

(飛鳥 葵 楓)ありがとうございます



パクっ



(飛鳥)うまっっ

(楓 葵)おいっしぃ!


飛鳥を真ん中に

椅子に座っている3人

美味しそうにバクバク食べる


飛鳥達の食べる姿を

お肉を焼きながら嬉しそうに見る

美岬母、美岬、国枝

美岬の父親も飛鳥達の姿を

上機嫌に眺めていた


(美岬母)そう?

良かったわっ

国枝も美岬も

焼いてばかりしてなくて

食べなさいっ

(美岬父)よいしょっ、私が変わろう

(国枝)ありがとうございます

いただきますっ

(美岬)ええ!


スタッ


飛鳥達の正面の椅子に

腰をかけた美岬


(美岬)美味しい?


(葵 楓 飛鳥)はいっ♪


(葵)あのぉ… 美岬先輩っ

絵は順調ですか?

なんだかすみません

別荘での時間を裂かせて…

(美岬)そんな事あなたが

気にする事なんかじゃないのよっ


…げど、ちょっと時間が

厳しいかなって感じかしら

でも大丈夫よ

明日までには描いて

夏川さんにプレゼントするわっ


少し微笑んだ


(美岬)別荘に来たら

いつもの事だから、

そんなふうに思わなくていいのよ



カタッ カタッ カタッ


(美岬母)そうそうっ

美岬ったら別荘に来たら

朝から晩まで1日中3階にこもって

絵を描いてるんだからっ


話しながら

飛鳥達に近づく美岬母



(美岬母)…でも

お友達ができて何か変わったわねっ

美岬?


穏やかな顔で美岬を見る美岬母


(美岬)べ っ別にそんな事…


…でも


飛鳥達の方を見た


(美岬)今は… 凄く楽しいわっ♪


ニコッ


飛鳥達を笑顔で見た美岬


そんな美岬を見て

嬉しそうな飛鳥達


(美岬父) …


(美岬母) …ふふっ

   この子のこんなに笑った顔

    久しぶりに見たわね…


美岬達の会話をお肉を焼きながら

聞いていた美岬父


(美岬父)… う~ん

  …美岬の言っていた恋とは

   いったいなんなんだ…

     和泉くんの事かの…?



国枝っ…

ちょっといいか?


耳元で国枝に話しかけた


(国枝)?

はいっ

どーなさいました?

(美岬父)美岬と和泉くんは

どういう関係なのかのう…?

美岬は和泉君の事が好きなのか?


耳元で呟く


(国枝)それわ…

私の口からは…

お嬢様に直接聞いてみては

どうでしょうか?


美岬父と国枝、美岬の方を見て

こそこそ話をしている


(美岬)…チラ ?

どうかしたのかしら?

私の方を見て

2人して何を話してるの?


ッバ!


慌てて背筋を伸ばした美岬父


(美岬父)いっ…いやぁ

何でもないぞっ

ハハハハハッ


(美岬)…?


不思議そうな顔をする美岬

 


(美岬母)ところで和泉君と南君は

美岬と、どう知り合ったの?

(美岬父)おっ !?

その話し気になるのう

私にも聞かしてくれっ


お肉を焼いていた美岬父と国枝

の近くで話が始まった飛鳥と楓

葵は美岬の正面で椅子に座ったまま


(美岬)夏川さん?


ストン


葵の横に座った美岬


(葵)美岬先輩?

どーしたんですか?

(美岬)食べてる?

はいっ あーん


葵の口元にお肉を運ぶ


(葵)っえ?


いきなりで少し照れている葵


(葵)あっ あーん…っ


うんっ!

美味しいっ♪ 

(美岬)うふっ

可愛いわねぇ♪


あなたにだったら簡単に

チュウできそうなのに…


(葵)…?

あっ


美岬先輩?

まっ まだですよね…?


(美岬)えぇ…

1つ聞いても良いかしら?

(葵)はい?

なんですか?

(美岬)キスって…

なんなの?

どうしたらいいのかしら?


キスをするって考えたら

なんだか調子狂うのよ…


紙コップを太ももの上で

両手で持って下を向いて話す


(葵) …へぇー 

  美岬先輩も意外に

  そんな1面あるんだぁ…


っっって!

そんな事私に聞かれても

分かりませんよっっ!


早くしないと

私がしちゃいますよっ!?

(美岬)なっ なんだか強気ね…

それで?

あなたの方はどうなの?

(葵)えっっ?

わっ 私わ… まだですけど、


美岬から目線を反らしながら

少し動揺している葵


(美岬)私の心配より

自分の心配した方がいいわよ、


まあ正直、

私も全然自信ないけれど

はぁ…


暗い顔で呟く美岬


(葵)… 美岬せんぱい…


初めて美岬の弱気な姿を

目にして、ホントに苦戦している

のが分かった葵


 …どうにか、してあげなきゃっ…


(葵)美岬先輩…

らしくないですよっ!

いつもみたいに、堂々と

エッチな事言ってる美岬先輩

の方が私は好きですっ


シーン


ジーっとどや顔で見る

葵を黙って見つめていた美岬


(美岬)…ふふっ

あなた何言ってるのかしら?

だいたい、

敵にそんな事言ってていいの?

後悔しても知らないわよ?

(葵)…別に 私は美岬先輩の事

敵だなんて思ってませんよ…


美岬に聞こえるようなトーンで

呟いた葵


(美岬)夏川さん…っ

そーねっ♪

あなた…

さっきの言った事覚えてるかしら?

(葵)?


ッス


鼻があたる寸前まで

顔を近づけた美岬


(美岬)私にあんなに偉そうな

事言っといて…

タダで済むと思ったらダメよ?

(葵)っえ? 

(美岬)大丈夫よっ

お姉さん優しくするからっ♪


(葵)………ぅっっ…


葵は食べるのを最後にとっていた

大好きなホタテをお箸でつまみ

口に運ぶ途中で動きが止まった


美岬を見つめながら

黙り混んで顔をどんどん赤くする


(美岬)嘘よっ♪


パクっ


(葵)あーーーーっ!


(美岬)美味しぃ~っ

ありがとっ♪ 夏川さんっ


凄く楽しそうで幸せそうに

葵をからかって笑顔で笑っている



(美岬父 母)……ふふっ…


美岬と葵の楽しそうな姿を見て

2人目を合わして微笑んだ


飛鳥と楓も国枝も

じゃれてる美岬達を

笑いながら見ている


(飛鳥)…あっ いけねっ!

そーいや忘れてたっ

砂浜で唯にあげる石

探すんだった!

(楓)いし?

なんなの石って?

(飛鳥)綺麗な石をお土産で唯に

プレゼントする約束してんだよっ

(美岬母)んっ?

唯ちゃんって誰なの?

和泉君の彼女っ?♪

(飛鳥)ちっ 違いますよっ!

妹ですよっ

(美岬母)妹?

へぇー プレゼントなんて

優しいお兄ちゃんですねぇっ

(楓)飛鳥は本当に

シスコンですからっ

一緒に探そうか?

(飛鳥)いいよ

ちょっと行ってくる


歩いて砂浜の方に行った飛鳥

楓達の方に美岬と葵が近づいてきた


(美岬)飛鳥くんどこ行ったの?

(楓)唯ちゃんにあげる綺麗な石を

探しに砂浜に行きましたよ

(美岬)…

(葵) …いし ?

   あの石、唯ちゃんに

   あげるつもりだったんだ…

   一緒に探した方がいいかな…


…っあ

(美岬)夏川さん?

どうするかしら?


行かないなら…


私が行かしてもらうのだけど…?


少し恥ずかしそうに

葵に聞く美岬


(葵) …


はっ… はいっ!

いいですよっ♪

これが最後ですよ?

次は私が行きますからね~


む~


冗談半分でほっぺたを

膨らまして美岬の目を見て話す葵


(美岬)ありがとっ♪

行ってくるわねっ!


タッ タッ タッ


飛鳥をおって走っていった


(葵) …美岬せんぱい

     頑張ってっ …


砂浜を1人歩く飛鳥



(飛鳥)んー

見つかんねーなぁ



てか、あんな綺麗な石、

また見つけれんのかな…


辺りを見渡す


おっ!


…ガラスかよっ

ポイっ


スタッ スタッ スタッ


(美岬)見つけれたかしら?


(飛鳥)ん?


美岬先輩?

どーしたんですか?

(美岬)唯ちゃんにあげる

石を探してるんでしょ?

私も一緒に探すわっ


スタッ スタッ スタッ


海辺を歩く2人

何かを意識して2人とも

なかなか会話が弾まない


(飛鳥)…

美岬先輩って、優しいんですねっ

(美岬)えっ?


いきなり褒められて

少し驚き、照れる美岬


(美岬)いっ いきなりどーしたの?

(飛鳥)さっき、楓の所に

声かけに行ってくれてたんでしょ?

聞きましたよっ


下を向きながら話す飛鳥


(美岬)なっ なんの事かしら?

知らないわっ

(飛鳥)ふふっ なに照れてんですか

やっぱなんか先輩って大人ですよね

(美岬)…


飛鳥を見て照れている


(美岬)…そっ それより

唯ちゃんにあげる

石を探しましょっ


落ち着いた様子の別荘前

美岬父は楓と美岬母と話していた

葵は1人少し離れた

椅子に座っている


(美岬父)美岬…

南くんっ! 

和泉くんはどんな人なんだ?

美岬を幸せにできるのかっ?

(美岬母)何言ってるんですかっ

早まり過ぎですよっ

子供の恋なんだから

親は感心しない事が1番です

(美岬父)くっ…

(楓)…ははっ …


苦笑いでごまかす楓


(楓)まっ まぁ

飛鳥は友達思いのいい人ですよぉ

いつも適当で、我が強いけど

仲のいい友達とか夏川さんに

何かあったら真っ先に動いてくれて

いつも1人で解決するんですよっ


(美岬母)そぉ… ニコっ

いい子じゃないっ

(美岬父)まっ まあな…

友達思いは良い事だな…


1人椅子に座っている葵

(葵) … きれぃ …


座って太ももに両手を置いて

綺麗な石を手に持ち眺めていた

(葵) …はぁ 


ため息をこぼす


(国枝)どうかしましたか?

ため息なんかこぼして…


葵の側に近づく国枝


(葵)国枝さん?

いっ いぇ、なんでもないですっ

(国枝)…

飛鳥くんとお嬢様の事ですか?


葵の隣で立ったまま話す国枝

いきなり単刀直入に聞いた


(葵)っ?!

なっ なに言ってんですか?

(国枝)いえ…

夏川さんも一緒にお嬢様と

行かなくてよかったんですか?

(葵)えっ?

(国枝)見てたら分かりますよ

夏川さんの気持ちも、

お嬢様の気持ちも、

飛鳥くんの… 気持ちもね…


下を向いて

少し心苦しそうに話す国枝


(葵)…



海辺で石を探してる2人


(飛鳥)はぁー

ねーなぁー…

(美岬)…


辺りを見渡す美岬


(美岬)あっ!

あれはどうかしらっ


砂浜にある石を手に取った美岬


(美岬 飛鳥)ジー


2人で石を見つめる


(飛鳥)凄く綺麗ですねっ♪

ありがとうございますっ!


ギュッ


美岬は石を握りしめて

手を自分の身体の後ろにまわした


(美岬)べっ 別に

まだ、あげるとは言って

ないのだけれど…

(飛鳥)えっ?

なに言ってんすか?

(美岬)…

この石をあげて私に

なにかメリットがあるのかしら?

(飛鳥)メリット?

それわ…

(美岬)私と…

キスしてくれたら

この石をあげるわっ

(飛鳥)…っえ?!


少し驚いた飛鳥


(飛鳥)はぁ

またからかってんですか?

いいから下さいよっ♪ とぉ


美岬に軽く襲いかかった


(美岬)ちっ ちょっと

待ちなさいっ ずるいわよっ


サッ


飛鳥から少し離れた美岬


(美岬)飛鳥くんっ

あなたずるいわよっ

(飛鳥)くれないなら

美岬先輩から奪いますよーっ


また美岬に襲いかかった


(美岬)っだ ダメよっ!

ちっ ちょっとっ

(飛鳥)よっ ほっ ほっ


ガシッ


石を握っている美岬の手を掴んだ


(飛鳥)ニコっ

(美岬)…離して

ガクッ


なにかにつまずき

態勢を崩した美岬


(美岬)飛鳥くぅっ 


(美岬 飛鳥)ううわぁっ


バサンッ…



別荘前で暗い話を

している葵と国枝


(国枝)そうですか…

夏川さんがそれで構わないなら

いいのですが…


事情を知った国枝

まだ葵の気持ちに正直

納得できていない


(葵)私はこれでいいんですっ

美岬先輩の事、好きですから

関係も崩したくない…

だから私は

先輩と飛鳥を全力で応援するって

決めたんですっ

(国枝)…

お嬢様は、 

飛鳥くんや南くん、夏川さんっ

本当に良いお友達が

できたんですね…

ですが、お嬢様はそれを

望まれてないかもしれませんよ?

(葵)でもいいんですっ

これが1番いい方法だと思うんでっ

(国枝)夏川さんはお強いですね、

それが正しいとわ思いませんが

私にもどうしたら

いいのか分からないので

何も言えません…

お役に立てず、すみません…

(葵)…ニコッ

大丈夫ですよ国枝さんっ♪


少し浮かばない顔で

葵を見つめた国枝



(美岬父)ふ~ 

そろそろ片付けるとするかぁっ

(美岬母)そうですねっ

南くん夏川さんっ、美岬達を

呼んで来てくれるかしら

(楓)あっ はいっ 

わかりましたっ!

行こっ 夏川さんっ


(葵)うん、

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ