第六話 ミヤの目的とこれから
どうも、久しぶりの更新です。
毎回更新が遅くなるのに内容が短いのは向いていないからでしょうか?
まあ、そんなことを考えていても意味がないですね。
それでは第六話 ミヤの目的とこれからをどうぞ。
急に変わったミヤ。そんなミヤを見て驚いたアルトは、ミヤを抱えたまま固まっていた。
どうしてこんなことが?・・・二重人格?・・・それとも憑依されてるのか?いやいや、それはありえないか。それじゃあ何だ?
「あ、あのぅ・・・」
考え込んでいたアルトの腕の中から、恥ずかしそうに頬を染めてミヤが声を出す。その声で尽きぬ疑問の渦から抜け出し、今の状況に思考が行く。つまり、ミヤを抱えている自分と頬を染めているミヤのことだ。
「え、えっと・・・ごめん!」
アルトはなぜミヤが頬を染めているのか理解し、そういって手を放した。
「い、いえ・・・」
ミヤは頬を赤らめたままそう言ってベッドに座りなおした。
そして、今気づいたのか周りを見渡す。
「あの、さっきはありがとうございます」
ミヤは今何処に居るのか理解し、今までのことを思い出しアルトに向かってそういった。
「いや、気にしなくて良いよ。それよりも、何であんなところに?」
「それは・・・」
何か言いたくないのかそう言って一度口を閉じる。
「知り合いに、会うために・・・」
ミヤの一度閉じた口から発せられた言葉は短く、必要以上のことは喋らない、いや、喋りたくないのだと感じ取れた。
「そうか・・・」
いろいろと気になることはあるが深く訊かず、アルトはそう呟くようにこたえた。
「・・・この後は、どうするつもりなんだ?」
知り合いに会うためにどこかに向かうのだろうが、さっきのことが気になる。また、あいつらに追われるのではないかと。もしそうなら、ここで放っておくことはできない。
「もし、その知り合いのところに行くのなら、俺も一緒に行っても良いか?」
「えっ!?」
ミヤはアルトのその発言に驚き声が出た。初めて会ったばかりの人にこう言われるとは思わなかったのだ。
「もし良ければだ。さっきのやつらがまだうろついているかもしれないから一緒にいたほうが安心かなと思っただけだ。だから嫌ならそう言ってもかまわない」
ミヤが驚いたのを見て、アルトは慌ててそう付け足した。そんなアルトを見て、アルトの言葉を聞いて、ミヤはなんだか胸の奥が温かくなるような感じ、そう、嬉しくなり微笑む。
「いいえ、嫌ではありません。ありがとうございます」
「なんだなんだ?アルトが自分からそういうことを言い出すとは珍しい。まさか、ミヤちゃんを狙っているのか?あのアルトが女に興味を出すとは考えられ――――――ぐふぁっ!」
「誤解をまねくような言い方するなっ!」
また、目覚めてすぐ変なことを言い出すクドに一撃を食らわす。いつもと変わらず力を込めた一撃だ。だが、今回は違った。
「くっ・・・はぁ、はぁ」
なんと、倒れずに立っているのである。そして、息を整える。
「毎回思うんだがツッコミにしては力が強すぎなんじゃねぇか?ミヤちゃんもそう思わないか?」
「えっ!?・・・えっと、その・・・」
急にふられて困るミヤ。
「大丈夫、俺が守ってあげるからアルトを気にせず本当のことを言ってごらん」
「えっと・・・はい。ちょっと強すぎるかと・・・」
アルトのことをチラッチラッとみながらそう答える。
「思っていた通りだ。まさしく理想の女の子。俺は君のような存在を待っていたんだぁ〜」
「きゃっ!?」
「いい加減にしろ、お前のその行動のほうがやりすぎだ」
ミヤに抱きつこうと近づいているクドの首を掴み、後ろに崩しながら引き、距離をとる。そして、音を立てずに床に倒す。
「ぐおぉ・・・いつもより易しい扱い。おかしい。アルトは言ってすぐ聞いてくれるようなやつじゃなかったはず。はっ、まさか、何か変なものでも食べたのか?いや、変な病気にかかってしまったのか?そうか、わかったぞ!病気は病気でも誰でもかかる恋の病だな!そうだ、そうにちぐうぁっ!」
床に倒れているクドにいつもの一撃。
「せっかく聞いてやったというのに」
アルトはそう呟きながら考える。今後のことを、それに、クドの言ったとおりいつもは聞き入れないことを、どうして今聞き入れたのか?
結局出た答えは今考えても仕方ないというもの。そう、これからこの三人に起きることは予想をできないのだから。
作者(真)「どうも、このデュアASの作者の真です。今回はあとがきでよくある作者とのやり取りをやってみたいと思ったのでこのような形にしました。でも、編集とかがいない僕は誰と話せばいいんでしょうか?」
クド「俺が話し相手になっても良いぜ」
真「おお、ボケ役としてこの作品に出ている変態さんじゃないですか」
クド「ちょいまち!何だそれは?俺にはちゃんと名前があるだろうが!『クド』というかっこいい名前がさ」
真「ほんとにかっこいいんですかそれ?どーでもいいからなんかないかと思ってつけたものなんですけど」
クド「何だそれは!俺はそんなどーでもいい存在だったのか?」
真「いえいえ、とても大切な存在ですよ。ボケキャラとなる存在がいなければ面白くなりませんから」
クド「そうだろそうだろ。俺がいなくちゃこの作品は今頃ゴミ箱行きになってるくらい駄作の中の駄作だからな。こう考えると俺ってすごくないか?もう、これは俺のおかげじゃね?」
真「そうです。存在はかなり重要です。でも、名前のほうはもうどーでもいい感じなだけです」
クド「いや、大事だろ名前!名前がなかったら俺という存在をアピールできねぇじゃんか」
真「いえいえ、名前がなくともこうすれば印象にも残りやすいですよ」
変態さん「って、おい!勝手に名前を変えんな!それに変態さんてお前、俺を嫌なやつとして固定させる気か?これじゃ、挽回のチャンスすらねぇじゃないか!」
真「確かにそうですね。それじゃあ『クド』としてがんばってください」
クド「おう、見ていろ、ミヤちゃんのことを口説き落として、いつも上から視線のアルトを見返してやるよ!」
真「ほんとすごい目標ですね。できるかどうかは僕次第だというのに」
クド「なにか言ったか?」
真「いえ、何も」
クド「そうか?まあいい。それよりもこれはいつまで続くんだ?」
真「おっと、そうですね。そろそろ終わりにしますか。次回はとうとう出発?クドの行動に期待して次回もまたお会いしましょう」
クド「意見や感想もよろしくな!それじゃあ、またな!」




