第二話 男と―――
デュアルコアAnotherStoryの二話目
一つ一つは短く断片的ですが一応つながっています。(たぶん・・・かも・・・本当?)
まあとりあえず二話をどうぞ
「もうすぐだ・・・ここさえうまくいけば完成だ・・・待っていてくれ―――よ・・・もうすぐ君と・・・」
不思議な部屋の中・・・
何かの入れ物の中に向かって喋る者がいた。
その入れ物に入っているのは生物。
しかもそれは・・・
ガチャ
「おい、例のものはできているか?」
この部屋に入ってきた男は入れ物の前に立つものに話しかける。
「ああ、オーナー。できていますよ。そこに並んでいるのがそうです」
オーナーと呼ばれた男の隣に並んでいるものを指して言う。
「これか・・・うむ、依頼どおりだな」
オーナーは中身を見て言う。
「今回のものは特別ですから、結果を教えてくださいね」
「ああ、わかった。次はこれを作ってくれ」
オーナーは男に一枚の紙を渡す。
「あと、前のやつも追加で作ってくれ」
「わかりました。ではいつもどうりの時間に取りに来てください」
「ああ、頼んだぞ。それじゃあ、これで失礼する」
そういって出ていった。
「こいつかぁ・・・」
渡された紙を見てつぶやく。
「ちょっと待っていてくれ、すぐに終わらせてくるからな」
入れ物の中の者に向かってそういって隣の部屋へと入っていった。
オーナーは受け取った物を荷台につめる。
つめ終わり乗り物に乗る。
「今度はどんなやつを連れてこよう」
オーナーは資料を取り、中を見ていく。
「こいつは・・・ダメ・・・ダメ・・・ん!?」
パラパラとめくっていた手が止まる。
「こいつにするか」
そのページに書かれていたのはある二人のハンターだった。
男たちは何を作っているのか
選ばれたハンターは誰なのか
何をする気なのか
それはデュアルコアにて(四章くらいかな?)