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くるう  作者: さら
3/4

あいちゃん

「あいちゃーん、あいちゃーん。ままでちゅよー。こっちでちゅよー。」



どうやら私は幽霊じゃなくて、あいちゃんらしい。そしてまだ目はよく見えないし、眠い。ものすごい眠い。


ママと名乗る人が私に顔を近づけてめげずに何度もあいちゃんと呼んでくる。どうやら近くのものは見えるらしい私の目には、デロデロの笑顔の美人な女の人が映る。こんなだらしない顔なのにそれでも美人だなんて、うらやましい。私がしたらきっとこんな風にならないだろうなーって考えてたら、チュッとおデコにキスされた。


「はぁ、あいちゃんは天使みたいにかわいいわ。いえ、天使だったわ。あいちゃんは天使だものねー?ママのところに神さまがくれた天使のあいちゃん、はやくままって呼んでね?」


決して私は天使ではないけど、こんなに好かれてると嬉しくなる。期待に応えてママって呼んであげたくなるけど、喋れないからしばらくは諦めてほしいな。ごめんね、新しいママ。



多分だけど、私は転生?とやらをしたんだと思う。漫画や小説にありがちな混乱なんて特にないし、人間でよかったとしか思わない。もしも、バッタとかになってたら生き残れた気がしない。草だけ食べてるのも辛いし、お菓子とか食べたい。それに私バッタ苦手だから、きっとショック死しちゃうかも。ほんとに人間でよかったよ。神さまありがとう、大大大感謝。


ただ、彼に会える可能性がなくなった気がして胸が痛い。針が刺さったみたいに痛い。幽霊だったらきっと彼と会えた気がするけど、私がしてるから彼もきっと転生してるだろうし、人間だけでも馬鹿みたいにいるのに虫とか動物とか最悪植物とかになってるかもしれないんだから、絶対会える気がしない。絶望だ。悲しすぎるけど仕方がない。永遠に愛してるって誓ったけど、永遠に一緒になんて誓ってない。バカな私を殴ってやりたいけど仕方がない。これが国語で習った"言質を取る"というやつだろう。ショック。



ショックだけどなんだかまた眠くなってきた。ああ、目蓋がくっつきそう。眠い。赤ちゃんって大変。全然クヨクヨしてられないし、考え事にも集中できない。元々頭が良いわけじゃないから余計考え事が難しい。


寝てしまおう。赤ちゃんの私にはこの欲望に耐えらない。起きたら最愛の彼が目の前に、なんていうラッキーが舞い降りてるかもしれないし、寝ちゃおう。


おやすみ、会いたいよ。おやすみ。

時間が空きすぎて主人公の口調と性格を忘れて、おかしな感じになってしまいました。

設定に綴っていたおかげで今回は書けましたが、書けてるのかな?書けたんだと思いますが、どうしていこうとしてたのか、ラストをどうしたかったのかをサッパリ忘れてしまい、続けられるのか不安です。記憶よ、カムバック!

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