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2/2

このバトルゲームはバトルゲームですか?

…………………………………………。


「ふぅ………。」


チートを使いまくった為、俺のゲーム人生は危機に落ちた。ゲーム人生を取り戻すべく挑んだ謎のゲーム、5つの種類のゲームの中から始めに選んだ恋愛ゲーム。しかし、それは

……クソゲー。

なお、今も激戦中。


「な、なんとか。分かってきたぞ。つまり、こいつらは、ツンデレだ!!」


うんうん。つまりは、『べっ、別にあんたの為に作ったんじゃないんだからねっ。』的なやつだ。


知喜『これ、よかったら使う?』

星乃『ねぇ、キモイから構うのやめてくんない?』


思うことは、ただ1つ。クソゲー。


ええい!!次は和えて、逆でいってやる!!


星乃『なんで、私に構うのよ。』

ピピッ

1.「君が好きだから。」

2.「君をほっておけないんだ。」

3.「構いたくてかまってるわけねーだろ。お前が構ってほしそうに、してるからだろ。このクソ女。」


よし、逆で「3」だ。

ピピッ

知喜『構いたくてかまってるわけねーだろ。お前が構ってほしそうに、してるからだろ。このクソ女。』

星乃『そ、そんなー。』


ほら見ろ。好感度下がっただろ…。


星乃『でも、私のためにしてくれてたなんて、嬉しい!!ありがとう。」


って、えぇぇぇぇぇ⁉

まさかの、そっち系女子⁉クソ女言われたのに、好感度上がってるよ!!ドMか!ドMだったのか!!


…そして、

知喜『俺が、お前と結婚してやってもいいぜ!』

星乃『はい!もちろん!』

【END】


なんとか、ハッピーエンドに持ち込み無事にゲームクリア出来たのだが、これみたいなクソゲーが、あと4つもあると思うと乗り気になれない。

しかも、一日半フルでやったのだ。


出だしにしてはいい方。と思った俺が、バカでした。現実は甘くないということの意味をやっと、理解出来た気がした。


さて、次のゲームは何にしようか。

このゲームに振り回された分、次は俺の好きなバトルにしよう!これがクソゲーだったら、もう希望はなくなる。せめて、俺の好きなバトルゲームぐらいまともであってくれ!!


…そして、始めた。

ピピッ

まずは、ゲームのルールを見る。

"100までのステージがあって、それを順にクリアしていく。

HPが0になったら、そこでゲームオーバー。

全部のステージをクリア出来たら、ゲームクリア。"

…至って普通だ。

続いて、操作の説明を読む。

↑↓→← 移動

A.B.X ジャンプ

Y 攻撃


…………………………………………。

やはり、これもクソゲーなのだろうか。


とりあえず、やってみることにした。


すると、以外にもすごいことが分かった。Bを押すと上にジャンプするのだが、なんとAを押すと右にジャンプし、Xを押すと左にジャンプするということだ。しかし、全くもってどうでもいい機能だ。しかも、左右に動くからといって連打していると麻痺して動けなくなる。左右に動かすだけで麻痺するのも、如何かと思うが…。


まぁ、まずは第1ステージ。

当たり前と言えば、当たり前なのだが、簡単だった。第1ステージをクリアすると、何か勝手に話が、始まった。


アリス『お前が死んでも、来世で会えることを願っている。』


いきなり何言ってんの?この人。

そして、更に話が進行する。

『君は、アリスだ。そして、死んだティルモを来世に行って、探すのだ』


何かってに人の名前アリスって決めてんの?そもそも、ティルモって、誰だよ!!


そして、進めること2日が経過した。

話はなかなかのものだった。前にやった恋愛ゲームみたいな選択肢も出てきた。よく考えると、このゲームはバトルゲームのくせにバトルが極端に少なすぎる……。


このゲームは本当にバトルゲームなのだろうか……。


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