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希望のゲームはクソゲーでした。

ゲームは、最高だ。自分だけの世界に入り込めるような感覚が何と言ってもたまらない。そこで俺は聞く。

チートとはなんのためにある。ズルをするためか?もちろん、間違ってなどいない!だが、これよりもっと正しいことがある!

チートとはゲームのためにあるのだ!!


と、俺は思っている。



ある日、俺の好きなゲームの続編が発売するというので、早速買いに行った。

ゲームをするといっても、毎回チートを使うのが当たり前になっている。友達にも、チートの仕方を教えたりして、ある日友達に言われた言葉が、

「ゲームでチート使うのはいいけど、人生はチート使うなよ。」

だった。


おっ、そういえば自己紹介をするのを忘れていた。俺の名前は、豊崎(とよさき) 知喜(かずき)だ。2月14日生まれ。←バレンタインに生まれたぜ!だから、毎年男女関係なく、チョコをもらえる…。好きな食べ物は、チョコ。好きなものは、もちろんこの世のすべてのゲームだ!


やばい。自己紹介、すげー長くなった。

まぁ、要するに俺はチートを使いまくってるていうことだ。


それはさておき、新しいゲームの話だ。流石に俺も、全部チートってわけではない。


俺のお気に入りのゲームの続編だけあって、やっぱり面白い。

「おしっ!チート使っちゃえ!」

ピピッ

【あと4回】


「おっ、よっしゃー。第1ステージクリア♪」



「あっ、ピンチだ。やばい死ぬ〜。チート使ってやらぁ。」

ピピピッ

【あと3回】


「ふー、なんとか行けた。」



「あっ、また強いのきた〜。」

黙々とゲームをし続ける。

「あっ、負ける〜。こういうときのためのチートだよっ!」

ピピッ

【あと2回】


「これで、第2ステージクリアー。疲れたー。」

そして俺は、30分休憩しゲームを再開した。


「おっ、あのレアアイテムいーなー。こういうのチート出来たっけ?」

ピピッ、ピッ

【あと1回】

「おー、出来た。レアアイテムゲット〜。」

このときは、まだ知らなかった。俺のゲーム人生が、バグることを…。


「あっ、俺始めてもうチート4回使ってる。まぁ、いっか。減るもんじゃないし。」

※減っています。


「また、強敵きた〜。やっべ、負けそう。俺の本気見せてやる!!」

そう言いつつチートを使う。

ピッ

【あと0回】


「よっしゃー。倒せたー。一日ですげー進んだ。やっぱ、俺のチート知識がすごいんだなー。」

すると、ゲーム機の画面に【error】の文字が出た。

「エラー?バグったか…?」

すると、いきなりホーム画面に戻った。よくみると、入れた覚えのないゲームが入っていた。

俺は気になり、迷わずそのゲームを始めた。始まったかと思うと、

『ドウモー。コノゲームハ、ハジメルトクリアスルマデヤメルコトガデキマセン。マシテヤアナタニコトワルケンゲンハアリマセン。』

俺は、更にボタンを押す。

『アナタニヤッテモラウノハ、イツツのゲーム。ソレヲ、ロッカゲツイナイニスベテクリアスル。』

「5つのゲーム?」

『スキナジュンカラヤッテヨシ。チートノシヨウハミトメナイ。』

恋愛ゲーム、バトルゲーム、推理ゲーム、パズルゲーム、RPGの5つだった。

俺は、恋愛ゲームをしたことがなかった。だからこそ、やりたい。ということで、恋愛ゲームからすることにした。

やったことがないとはいえ、どういうものかぐらい俺にだって、わかる。

「あっ、始まった。」

???『こんにちは。私、瑞秋(みずあき) 星乃(ほしの)。よろしくね。』


1.「よろしくね。」

2.「可愛いね。」

3.「うっせー。キモいんだよ。」


よし!ここは、2だ。

ピピッ

知喜『可愛いね。』

星乃『ありがとう。』

よし!うまくいったー!この調子で!簡単だな!

星乃『でも……、初対面にしては、慣れ慣れしくてちょっと、キモい』

『星乃は10引いた。』


………………………………………。


じゃあ、次はこれだ!

ピピッ

知喜『それ、似合ってるね。』

星乃『本当?本気でそう思ってる?』

『星乃は15引いた』


………………………………………………。


ピピッ

知喜『大丈夫?』

星乃『なんで。いつも私に構うの?鬱陶しいんだけど。』

『星乃は更に30引いた。』


………………………………………………………………………………………………。


このゲーム………

クソゲーじゃねぇぇぇぇぇかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!

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