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ひとつだけ願いながら

作者: Soraきた
掲載日:2026/07/11

あなたは気づいていないんでしょう

わたしがサヨナラしたあとのこと

下を向いたまま

こらえていたのは

さみしさのあまり

流した涙ではないこと

それだけは言っておきたい


一瞬だけ

あなたの瞳も潤んでいたように

見えたけど

実際のところは

分からないね

それなりにごまかしたとしても

わたしには

普段通りのあなたと比べて

まちがい探しをする

たぶんね


あなたが浮かない顔をしていたら

まわりの誰よりも早く

わたしが気づくけど

その逆のことだったら

あなたは気づいてくれるのかな?

分からない

それは、いまのあなたから

答えを教えてくれないのかも・・


夢とか憧れ、幸せだとかを

わたしの前にズラリ並んでいたら

そのどれかを

わたしが手に取る少し前に

あなたは、

気づいてくれるのでしょうか?


涙あふれるとき

少し前より、

もう少し前から

あなたが気づいてくれたらいいのにね

まわりの誰よりも

先じゃなくていいから

きっと

そうしてくれると

小さく願ってる

戸惑っているあなた

そんな感じではなくてね






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