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小さな星と聖杯の秘密(0次魔法シリーズ②)  作者: sisousi.kenta


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人と鬼⑥

エリーは私にいう。

「結論からいうとディエゴ君はいきています。超一流の魔法使いは絶対にしにません。

彼は魔術師協会に追われる中、彼の子が魔術師の攻撃で死にかけだた時に悪魔と取引をしました。たくさんの人間を精霊に変えた悪魔。彼は子供を救う代わりに精霊になる道を選びました。」

悪魔とは上位者の世界出身のこちらの世界で悪さをするものの総称だ。

人間が精霊になることは心が打ち壊される事、全ての先は苦しみだと知ること。死んで無に帰る根源的な恐怖でさえその苦しみのまえでは恐怖ではないこと。それらをしることだ。そして人間はその恐怖が何なのかを知らない。

天使や精霊に属する者が簡単に自らの命を投げ出すのは人間では想像もつかない恐怖を知っているからだ。


”だから精霊は命を平気でもて遊ぶ。”


不死身とされる魔法使い。精霊術師のみ例外とされる。精霊に嫌われれば精霊に殺される。精霊に好かれれば精霊の助けを得られる。精霊に好かれる理由等本人が気づかずに対価を払っているに過ぎない。人同士だって、直接的な利益でなくとも一緒にいて楽しい等含め何らかの利益を与えている。

人にはその因果関係が読めない事がある。基本的には好かれる方が良いのは間違いないが、好かれた結果精霊に変えられたり、精霊の世界から一生出られなくなる等よくある事だ。


人をたくさん精霊に変えた悪魔と言うことは人間が好きなのだろう。


「ディエゴはどこに?助けられるの?」


私はそう尋ねる。

助けられるのだろうか。


このメンバーならどんな精霊でも相手どれる。


「残念ですがアリシアちゃんではみえません。また助ける事もできません。悪魔は既にしんでいます。今日は彼が最後に一目会いたいといったから連れてきました。」


私は自分でここに来ることを決めたつもりだったがそれは誤りだった。

エリーは最後と言った。息子は精霊になった。人間とは価値観が大きく変わったというのに私に会いたいと言った。私は最初の夫の絵にもう一度祈りを捧げる。魔法使いに寿命はない。そして私は魔法使い。

子との別れは初めてではない。


皆洞窟の入り口で私を見守っている。

私は1人で祈っていたけれど確かに隣に誰かが居るのを感じた。ディエゴは確かに隣に存在するのだ。


エリーはディエゴが人類を救う手をうつと言っていた。鬼と戦えば生きて勝つことは出来ただろう。

けれど消え去る道をえらんだ。

より大きな力に滅ぼされない為の何かをするのだ。


ひょっとしたら、私が失敗してここにたどり着かなければ運命は変わったのだろうか。


私にはディエゴが何をしたのかわはわからない。


強力な呪いとなった事はわかる。

けれどなひら私にはどんな呪いかはわからない。


私もこの世界を去ることに決める。

私は錬金術師友達の由紀菜に相談する。

私に子孫達の為に何か出来ることはないか。

私は世界を去る相談をする。






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