表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小さな星と聖杯の秘密(0次魔法シリーズ②)  作者: sisousi.kenta


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

37/78

K-◯6と錬金術師協会①

錬金術師協会という団体がある。世界の秘密を知ると噂される団体の名前だ。

表向きは薬の調合により利益を得、星の運行の研究、古文書の解読、等を行っている。が裏の顔をもつ。

「我々が世界の秘密を守らねば」

どうやら秘密結社であるという噂は本当らしい。

「我々は今の世界で満足せねばならない。秘密を秘密のままに出来るものだけが秘密を握らねばならない」

「魔術師どもは、自らを犠牲にし我が身を世界と変えたものに対し、世界は有限で不完全だと責め立てるのだ」

「我々の団体が人を殺すことを禁じていることがもどかしい」

「我々は、常にその不完全さを愛してきた。だが世界の秘密が真実だと分かった時、どれだけのものが同じように出来るだろう。だから世界の秘密を隠さねばならぬのだ」

「秘密を明かすものと秘密を秘密のままに出来る者、魔術師と錬金術師は戦う運命にあるのだ」

「世界の不完全さ以上に我々は他の世界の存在を支える補助に過ぎない事は大きな秘密だ。世界が一つしか無ければ不具合は薄まらない。莫大な数を用意することで本命を守っている」

「我々は補助をする側に過ぎない。それを知った時、自己肯定感は大きく損なわれる。」


錬金術師協会の会話は噛み合わない。それぞれがそれぞれの理解を話す。前提とする知識が完全には一致していない。他人を否定する、他人を肯定する。どちらも小さく抑えられている。

それなのに何百年もかけ、世界の秘密に近づき続ける。


これだから錬金術師は、と私は目の前のもの達に聞こえないようにつぶやいた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ