魔術師と錬金術師は仲が悪い。⑬
「ウェンディ、またよその人を連れてきたの?」
ウェンディはそう追求されている。サシャや由紀菜嬢と同年代と思しき女の子だ
優秀な魔法使い。この国の姫だろうか。真っ赤な瞳をもつ少女
「ディアナ、外の世界は大変なのです。魔術師のこれ以上の減少はこの世界にも影響を与える。」
「でも外の世界では私たち月の民は迫害され続けてきたのでしょう。大叔母様だって何度も戦ってると聞いているわ」ウェンディはこのように月の民以外の者を引き込んでいるようで、道中にも赤めでないものはそこそのの数がいた。
「このに来る途中赤目でないものもたくさんいたようですが、みなウェンディ様が連れてこられたのでしょうか?」彼らは見える限り、赤目のものにひどい扱いを受けているようであった。もう帰れないものたち、ここから抜けられない。来るべきではなかったかと迷う。私の心配を察したウェンディは
「魔法使いであるあなたたちが何かひどい扱いを受けることはない、そして、黒目の者も月の民の子孫、魔族から魔物や獣の特徴が失われたように、月の民にも吸血鬼の特徴が失われつつある」
といった。「大叔母様、その話は外の者にはしてはいけないのでは」とディアナが焦って止めようとする。
ウェンディは「この国も変わろうとしている。私の愛した月の民は仲間通しで争うようになってしまった。吸血鬼でも連れてこようかしら。何も取って食うわけじゃなし」そう言って自虐的にに笑った。




