世界を守る100人の魔法使い③
「外の世界の話の一つだよね。」
リーナにきかれる。当時の話は複数ある。彼女はよく調べている、宗教的な話であり、専門の者でなければ知らない人が多い。
「よくご存じですね。いくつもある話ですが、なんでその話が伝わったのかがもうわからない。考えても新しい女神・・・これも、ブランドンのほうが世界になったという話もあり、どちらかわからないのだけれど。世界ができた後の話がどう伝わったのかわからない。」結論の出ない話だ、1000年以上前の話が伝わったとされる、彼女らの世界とは違い、300年前の・・・いや、100年前の話はもう不確かになる世界。我々はそういう世界からやってきた。
「わかない事だらけですね。私は祖母から、世界のために身を捧げた者への手向けなのだといっていました。」彼女を救おうとしたものがいた。それが救いになる。彼女にも我々にも。
「ただ救われた私たちのために、女神を救おうとしものがコーネリアスであり、彼に祈る。そういう者がたくさんいた。それを信じている。そして、きっと外の世界では、彼につづくものが・・・」私は彼女にそう伝える。見つめあう二人、私に残された時間は少ない。
私が死んだあと彼女らも順々に殺される。今回は1人が犠牲になり、次回は2人、次は4人、今から60年後、我々がこの星にたどり着いて70年それでこの星にたどり着いた7人はいなくなる。
魔法使いの世界より寿命が減っていた我々にしては十分な時間だ、それでもあきらめきれないのが我々だった。私もそうだった。私だけが折れてしまった。私は最初の生贄を決めるくじに細工をしたのだ。




