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小さな星と聖杯の秘密(0次魔法シリーズ②)  作者: sisousi.kenta


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魔法のない時代⑦

「暗黒時代の始まりだね。人類は結果的に地獄の住人に負けた。一部の者たちだけが導かれ怯え暮らした。女神教や、3女神の逸話が遠い時代の者となり、逃げ延びた地で、暗黒時代の解釈をするうちに、新たにたくさんの宗教が生まれた。新教というやつだ。次第に絞られ、世界の本当の滅亡の日までに勢力を保っていたものは数えるほどだ。そして身を隠すため魔法の使用が禁じられた。」

流水和尚はリーナにそう伝える。流水和尚自身はそのうちの一つの破戒僧だった。

「魔法もその時より禁じられたと伝わっている。大悪女サラの弟子と接触した和音や、ブランドン、月の民が生き延びた秘密は魔法を使わなかったことだ。魔法を禁止したことで外から見つけられなかった、そう伝えた。今の人々がなぜ魔法を使えないのか。その説明とされている。だからそれからさらに年月の経った私たちは魔法を信じていなかった。」いろいろな話を言う人がいる。多くの新教は時代とともに変化したがこの話を残す宗教は多い。「ブランドンが最後に人柱となり、強力な結界を張った。ブランドンは結界ができたのち、一人、元の世界へ勝ち目のない戦いのために帰っていった。すべての魔法使いが、居場所の発覚を防ぐために元の世界へ勝ち目のない戦いのために帰っていった。いろいろな説がある。知っての通りボクのが破戒僧として追い出された宗教では、魔法使いたちは魔法使いだけの国シャンバラを探しに行ったと伝わっている。時代とともに変化したというけれど、古い時代の経典ほど、たどり着いたといわず探しに行ったとしか言わない。難しいことを知っていたからだろう。」彼らはこの話を本気では信じていなかった。魔法なんてあるわけがない。秘密は秘密なのだ。彼の含みを持たせた言い方にリーナは尋ねる。

「本当にあなたが人柱になるつもりなの?今は時代が違う。この星の原住民が求める生贄は1人、誰もあなたが死ぬことを望んでいない。」

世界に男は1人だけであり、この男が死ねば終わる。そういう思いがある。子孫が増えねば種は耐える。本人が自分から言い出し、皆の反対にあい、くじ引きになり、くじでもそう決まった。その時はもう半年後に迫っていた。

シリーズの③を少しだけ書いたのは1000年後の未来の主人公が莉奈と流だからです。

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