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小さな星と聖杯の秘密(0次魔法シリーズ②)  作者: sisousi.kenta


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魔法のない時代③

魔術師協会はもうない。魔術師が減ったことで魔術師が権利を主張すれば、世界は成り立たなくなる。

月の光で育つ樹木の森には3人の女性で向かう。魔法使いだという事を隠しているものたち。魔族の国の者の実力はわからないけれど、人族の中ではまだ魔法はうまいほうの3人。オオカミと呼ばれる魔物、4足熊と呼ばれる獣、ユーアルコントグリレスと呼ばれる獣、去れというだけのものと呼ばれる精霊、目を食べる鬼、心臓だけを食べる鬼、視覚を食べる鬼、噛みつくだけの鬼、森には人食い鬼が多くなった。

「ここで人休みしましょう」3人のリーダーであるヘレンがそう言い魔法により小屋を作り出す。

もう一人の仲間、結衣と私は賛同する。何度かあったことはあるが友人という程ではない3人、魔法使い3人が頻繁に合えば、ばれてしまう。今回のことだって危険を冒している。

「ふもとの村にはもう手が回ってましたね」と私は話しかける。魔族の国と同じ理屈、大魔境の入り口に近い村であれば魔法使いがいるかもしれない。いる可能性は決して低くない。それを探しだそうとしているのだ。

「見つけてどうするのでしょう。」ヘレンはそうたずねる。決まっている。魔法使いという事を隠した者として非難を浴びせ続ける。できるのはそれだけだ。隠れ魔法使いは故郷を捨て家族をすて、姿を変えて逃げるか戦うのか。実力がなければそれさえできずに同伴した魔術師によりマーキングをつけられ、どこにも逃げられなくなる。魔法使いになんて生まれなければよかった。多くの人の運命のかかった決断を迫られる。それならばまだましだ。数人の魔法使いが命を捨てて戦ったところで本当には何の意味もない。戦ったという事実の為だけの戦い。それをするのか、世界を敵に回すのかという決断だ。

ヘレンだってわかっているけれど、何か別の答えを聞きたくてたずねた。結衣は

「すぐに良くなるよ」と答えた。空虚な答えだ。

その直後私の目の前で結衣が踏みつぶされる。踏みつぶす鬼。と呼ばれる巨大な人食い鬼。踏みつぶされた結衣の体は消えている。そういう食べ方をする鬼。ヘレンの力量では小屋を敵から隠しきれなかった。

私がとっさに鬼の首を落とさなければヘレンも食べられていた。

鬼が生きているか死んでいるかはわからない。首が落とされても死なない鬼は多い一魔法で攻撃する際にはその復活力を消すような魔法にする事は基礎的な技術。あとの結果は力量次第。

「もう嫌だ」ヘレンは泣きわめく。私たちはまだ大魔境の入り口にさえたどり着いていない。

心を乱せば悪い精霊狙われる。私はとりあえずヘレンを眠らせる。

幸い踏みつぶす鬼は退治することができていた。



月の光で育つ樹木の森がどうしても出てきてしまう。立ち位置的に特別な大魔境

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