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【奥付け】五部登場人物のまとめ

マリー・パスファインダー

 身長155cm、髪は栗毛、瞳は碧。今作で判明した誕生日は12月11日。15歳。

 アイビス王国の片田舎ヴィタリス村で、幼児期は船長令嬢として、それ以降は清く貧しい百姓娘として育てられた。半年ほど前にリトルマリー号の船長になり、その一ヶ月後にフォルコン号の船長となる。

 本人は自分を臆病でひ弱な人間だと思っている。


リトルマリー号

 バルシャ船。船齢30年、甲板長18m程の小さな貨物船。マリーの父フォルコンの船だったが、第一作にてマリーが受け継いだ。この船は第一作の終わりにアイビス海軍に借り上げられ、マリー達の手を離れていた。


フォルコン号

 スループ艦。甲板長24mの小型軍艦。新しいデザインの新造船で、アイビス海軍よりリトルマリー号の代わりにマリー達に貸し出された。第五作終了時もこの船でレブナンより出航している。



■マリーの家族


フォルコン・パスファインダー

 マリーの父。40歳前後。第五作では登場こそしていないが、あちらこちらで存在感を臭わせていた。

 マリーが船乗りになる事になった元凶。第一作冒頭では死んだ事になっていたが、第二作でマリーとの対面を果たした。

 単身徒手空拳(としゅくうけん)で奴隷商人や海賊達に立ち向かう英雄(ヒーロー)でもあるのだが、女好きでお調子者、無責任で能天気でもあるらしい。

 彼が航海日誌に書き残した「船長は自分勝手であれ。思いつきで行動しろ。普段は怠けてていい。そして、いざという時には役に立て」はマリーの座右の銘となっている。


ニーナ・ラグランジュ

 マリーの母。35歳前後。フォルコンの妻だったが、10年前に娘を置いて家を出て行った。その後再婚を経て未亡人となり、今作でマリーと再会する。

 今では詩吟と演劇でそれなりの評判と収入を得ているが、マリーと一緒に居た頃は仕事も家事も出来ないお嬢様だったという。


コンスタンス

 マリーの祖母。第一作開始時には亡くなっているが、能天気な父母に代わりマリーを清く貧しい百姓娘に叩き上げたのはこの人らしい。


ソフィ

 マリーの異父妹。6歳。本作までマリーはその存在を知らなかった。マリー曰く、世界一可愛いらしい。

 内気で大人しいが、猫を追い掛けて一人で見知らぬ都会の街へ飛び出すなど、姉譲りの一面も持っている。


ナームヴァルのカイヴァーン

 マリーの義弟でフォルコン号乗組員の一人でもある。浅黒い肌にぼさぼさの黒髪の、フィジカルの強い男の子。元は南大陸北岸を根城とするそこそこの規模の海賊団の跡取りだったが、その内部では部下達に虐待されていたらしい。

 この半年でだいぶフォルコン号の仲間にも慣れ、かつての心の傷も癒えて来た。

 マリー以外では唯一、義父フォルコンとの対面を果たしている。


ぶち君

 フォルコン号に居着いているぶち猫。名前をつけそびれたので、皆ぶち君と呼んでいる、ただの猫。(ΦωΦ)


フレデリク・ヨアキム・グランクヴィスト

 フォルコン号の周辺によく現れ、時にはその代理船長も務めるストーク人貴族の少年。

 その正体は、青いジュストコールを着てアイマスクをして声色を作っただけのマリー本人である。

 第四作でマリーの手により(衣装とマスクを)海に投げ捨てられたが、偶然の出来事により戻って来てしまった。第五作では釘で閉じた箱の中に収納され、海図室の棚の奥に封印されている。



■スループ艦フォルコン号乗組員


『不精ひげ』ニック

 主に操帆を担当。推定30代後半。

 無愛想で無表情、背格好は良いがあまりプライドが無い。

 本当の名前はたぶんジャック・リグレー。昔レイヴン海軍に居たが、その事には触れられたくないらしい。


ロイ爺

 推定60歳前後。船一番のベテランで長い髭を蓄えている。陽気なおじいさん。

 フォルコン号副船長も務めるが、高齢の為当直時間は短めである。

 マリーの良き補佐役というポジションだが、最近少し引退を意識している。


『太っちょ』アレク

 推定27歳。二つ名の通り小太りだが太っちょと呼ばれるのが嫌いでない。

 マリー、カイヴァーンと食いしん坊トリオを結成している。

 船では特に商取引や測量を担当。戦闘時はロイ爺と一緒に留守番。


オークのウラド

 外見のモデルはスカイリムのオーク。青黒い肌に下顎から大きな牙の生えた強面だが、イケボで紳士である。

 勤勉で法令順守意識も高く、暴力嫌いで温厚。船では主に操舵を担当している。


アイリ・フェヌグリーク

 28歳(断定)。元白金魔法商会の商会長。魔法使い。魔法の船酔い知らずの服を作れるが、戦いや争いが嫌いで魔法の平和利用にこだわる。

 作中唯一のマリーを叱れる人。そのせいでいつも小言を言っているキャラになってしまった事には作者も胸を痛めている。本来はしっかり者のマリーより余程心配なふわふわしたお姉さんである。



■その他の主な登場人物(だいたい第五作での登場順)

◇瞼の母編


ノルデン男爵

 新興国クラッセ王国の貴族で実業家。芸術家の支援者でもあり、地元の劇場と劇団を支援し、ニーナとソフィ親娘を保護していた。自分では自分をイケメンだと考えている。


ユーリ

 ノルデンの息子の男爵令息。9歳。

 ませた悪ガキかと思いきや純朴で不器用、貴族の息子だがソフィに惚れておりソフィの為なら大人ともガキ大将とも戦うど根性の持ち主。

 芝居が好き過ぎて両親から芝居見物を止められ、小遣いも取り上げられていた。将来は男爵位を継ぐより舞台俳優になりたいと思っている。


デボラ

 ノルデンの妻でユーリの母。噂と違いニーナやソフィの事をとても心配していた。


ハイネン

 ファルケ帝国の都市ルーデンの豪商。歳は40代後半だが未婚。世間では醜男と言われているが、マリーとニーナはそうは思っていなかった。

 商人として部下からも取引相手からも慕われ競争相手にすら尊敬される一方、文化人としても舞台芸術への深い理解を持ち支援を惜しまない好人物。

 いくら醜男だからってそんな人が結婚出来ない事あるのかしら? 実はお母さん(元気で存命)がモンスターらしい。


ロヴネル

 銀髪の美男子。豪傑であり実戦経験も豊富なストーク王国海軍提督なのだが偶然と思い込みからマリーの仮装であるフレデリク卿に過度に心酔している。


シーグリッド

 銀髪の美少女。ストーク王国第一王女で次期女王と目される。会った事も無いフレデリク卿に過度の憧れを抱いている。



◇国王陛下のリトルマリー編


アンブロワーズ・アルセーヌ・ド・アイビス

 アイビス王国の現在の王様。身長は185cm程あり肩幅の広い細マッチョで顔は大きく顎が割れている。

 マリーが船長になる過程に、そうとは知らず深く関わっていた。

 新しいお触れを出すのが好き。一応国民の事を思って出してはいるらしい。

 32歳。他国から来た王妃が居る。子供は居ない。


エドゥアール・ユロー枢機卿

 細身で眼光穏やかな人。地方郷士の三男で聖職者の道に入っていたが、政治家として頭角を現して来た。

 国王からは親しく「エド」と呼ばれ非常に信頼されているが、前作のグラスト港海難事故とその処理を巡り、マリーとは互いを危険視する間柄である。


風紀兵団

 アイビス国王が直々に総団長を勤める治安組織。合言葉は「風紀ある市井」

 様々な特権を持ち国中に現れ在来の司直の頭上を越えて活動する。しかし給料は出ない。団員は皆揃いの鎧兜を着けていて外見では個体を識別出来ない。

 隊員のほとんどは「武芸が達者かつ正直で勤勉だが従順で自分というものが無く暗示に掛かりやすい人物」である。


ヨハン・トライダー

 アイビス王国の勲爵士。身長180cm強、濃い目の金髪の美男子。

 第一作序盤で風紀兵団として登場、マリーを追い回すが、終盤ではフレデリクを名乗り仮装したマリーと共闘、友情を結ぶ。

 その後第三作で「マリー・パスファインダーを地獄から救い出す為」風紀兵団を離れ、極端な苦行の旅を続けていた。


ジゼル・シュゼット

 赤毛の謎の美女。

 偽のマリー・パスファインダーとして国王陛下を公式に接待し、その後単身でおびき出す事に成功した。さらに三度目の逢瀬で国王をリトルマリー号ごと連れ去ろうとした所を、本物のマリーに阻止された。

 マリーの父フォルコンを「あの男」と呼ぶ。過去に何かあったらしい。


デュモン

 修道騎士団長、聖堂勳爵士。真面目で怖い、冗談の通じない人。枢機卿の命令に従って行動する事が多い。

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本作はシリーズ五作目になります。
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マリー・パスファインダーの冒険と航海シリーズ
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