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桐生の混戦
その日、神流は東武線両毛号に乗り桐生競艇場に向かっていた。
新聞の競艇欄を読む。
恋人の安藤が出走するのは8レースで一回乗りだ。
準優に乗るには3着以上が条件の勝負がけ。
3号艇だった。
8レースのメンバーを顔ぶれを見ると枠なり進入が濃厚だった。
安藤はフライングを持ってないのでスタートは行けそうだった。
エンジンもプロペラも悪くなかった。
電車が新桐生の駅に着いた。
ここからバスに乗って競艇場に行く。
しばらくしてバスが到着。
神流は他の乗客とともにバスに乗り込んだ。