表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/30

16話 炎上

ふははははは!!俺がてめえらに裁きをあたえてやるよ!おい白!大人しく代われ!!さあ、皆殺しパーティの始まりだ・・・

【それでは次のステージに移ります。難易度は、EXTRAです】

いつのまにかまた、EXTRAにきてしまった。もう2つミッションをこなしたってことか。早いなあ。

今回のミッションは墜落死です】

(おい)

【フィールドを生成し、転送を開始します】

(おい!)

白「よし、行くか!」

(聞いているのか!!チキン!!)

白「なんだよ、うるせえなあ」

(貴様に助言をしてやろう!)

白「助言だあ?いらんいらん」

(もし、考えても答えにたどり着かない場合は、結果を強くビジョンしろ。そうすれば、きっと答えは見えてくるはずだ。)

白「勝手に語っちゃったよ、この人・・・」

殺戮ちゃん「あんた、何さっきから一人でブツブツ言ってるの?♡怖いわよ・・・♡」

白「なんでもねえよ」

殺戮ちゃん「あ、黒くんと喋ってるのね♡でもそろそろ、転送を始めていいかしら?♡」

白「ああ、悪い。始めてくれ。」

(話はそれだけだ。検討を祈る・・・)

白「・・・」

あいつの言ってたことなんて、スルーすればいいだろ。


アナウンス「皆様、本日はホノルル行き***航空***便にご搭乗いただきありがとうございます。この飛行機はホノルル行き***航空***便でございます。」

で、飛行機の中で何しろってんだよ?今回の舞台は飛行機。乗客はほぼ満席。俺の席は左側の通路側。黒のせいで何死か忘れちまった。時計を見ればわかるか。墜落死。ここに乗ってりゃいつか落ちるってことか?


caA「コーヒーなどは、いかがなされますか?」

白「ああ、もらっとくよ」

機内販売のコーヒーをもらい、一服つく。やや深煎りの豊かな香りと深いコクが口の中に広がる。だが、こういうのは冷めてきたら、味の特徴が明確になるんだよな。もう少し冷ますか?しかし、本当に墜落するのか?平常運転まっしぐらだぞ?


アナウンス「まもなく、ホノルル国際空港に着陸いたします。お忘れ物のないよう、ご確認ください。」

おい、この流れは・・・機内全体に、アナウンスが響き渡る。

アナウンス「皆様、ただ今ホノルル国際空港に到着いたしました。時間は午前10時22分、気温は摂氏24度でございます。」

墜落死なんてしねえじゃねえか!!そして、渋々降りて泊まり先のホテルのベッドの上に俺はいた。


さすが、EXTRAなだけあるな。そう簡単にはクリアさせねえって寸法か。だが、今日という日は無駄な1日ではない。そう信じたい・・・


アナウンス「皆様、本日はホノルル行き***航空***便にご搭乗いただきありがとうございます。この飛行機はホノルル行き***航空***便でございます。」

さあて、どうしたものか・・・確か前回もこんなような感じで詰まったよな?前回・・・そう、地下鉄でもう一人の俺、黒が銃を乱射し、乗客を皆殺しにしたことがあったな。

(それが貴様の描いた勝利のビジョンだ!!)

でやがったな、もうてめえの手は借りないんだよ!

(じゃあ聞くが、今から貴様はこの飛行機を墜落させないといけない。だがそれは、ここに乗っている乗客全員を皆殺しにするも同然の行為だ。)

くそっ!!

(そんなことが貴様にできるのか?答えはNOだ!なら、もうやるべきことは見えているだろう・・・)

何が言いたい?

(代われ)

ふざけんな!どうせてめえのことだから、ロクでもないことをするつもりなんだろうが!!

(だったらなんだ?俺はてめえの手助けをしてやると言っているのだよ!!ふんぬぁぁぁぁぁ!!)

白「あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!クソがっ!!」

体がまた"あいつ"に入れ替わろうとしている。クソっ!!力が入らねえ・・・


黒「貴様ら、手を上げろ!!さもないと、殴り殺すぞ!!」

客「きゃーーー!!」

(おい、黒やめろ!!)

黒「てめえは引っ込んでろ!ここは、俺のステージだ!」

caA「お客様、落ち着いてください!他のお客様のご迷惑になるので・・・」


ブスッ


俺はその女の心臓めがけて、カバンにあったボールペンで刺した。

黒「手を上げろと言ったのが聞こえなかったのか、女?」

この女、死んだな。

(いい加減にしやがれ!!)

黒「黙れ、チキン!まずは、手元にあるケータイを全員俺によこせ!」

男性A「どうする?」

女性B「渡すしかないわ・・・」

客どもは、全員ケータイを俺に渡した。これで、外部への連絡を絶った。

黒「てめえらみたいな、腐った人間どもにはここで死んでもらう。今のうちに遺書でも書いておくんだな!おい、今いるcaは全員俺のところに来い!」

俺はcaを集めることにした。

(クソっ!どうすれば・・・!!)

黒「お前らは、客を紐で縛れ。逆らったら、さっきの女みたいに殺す。」

caB「は、はい!」

全員が縛られて、いい眺めだぜ。あとは簡単だ。

黒「そこの女。」

caC「はい!」

黒「コックピットのドアを開けろ。」

caC「さ、流石にそれは・・・」


ブスッ


黒「逆らえば、死ぬっつっただろ。ドアを開けないつもりなら壊せばいいんだよ・・・」


ドンッ


ドンッ


ドンッ


バコーンッ


コックピットのドアを壊した。床にはその破片と思われるものが散らばっていた。俺は強い・・・強いんだ!!

黒「あっははははははは」

パイロット「な、なんだ!?」

黒「世界を壊すものだ」


ブスッ


(てめえ、何人殺しゃ気が済むんだよ!!)

黒「俺は、人間に復讐がしたいだけだ。殺すなら、誰でもいい。」

パイロットをどかして、操縦席に乗った。

客C「助けてくれーーー!!」

客D「お母さーん!!」

客席がうるせえな。今、楽にしてやるよ!!


ガシャッ


レバーを思いっきり下げ、墜落を目指す。

黒「あっはははは!!はははははは!!」


ドーーーーーーーーーンッ


【ミッションクリア。クリアタイム26:11。これより転送を開始します】


【墜落死:高い所から落ちて死ぬこと】

黒「ふう、疲れたぜ・・・」

殺戮ちゃん「あなたねえ、白くんにハイジャックして欲しかったのに、なんで毎度毎度邪魔するかな?♡」

黒「毎度毎度って、2回目だろ。あいつは人が殺さない。だから、俺が手を汚す必要がある。それだけだろ?」

殺戮ちゃん「ほんと、あなたが生まれたのは白くんのせいだから、白くんのを恨んじゃお♡」

黒「勝手にしろ。だが、俺はあいつを助けてるだけなんだよ。あいつがこの先、真っ当に生きていけるようにサポートするのが俺らの役目だろ?」

殺戮ちゃん「まあいいわ♡でも、極力出てこないでちょうだいね♡出てくると、あなたの言った通り、白くんが真っ当に生きていられなくなっちゃうからね♡」

どうも、今からあなたは死んでくださいの作者ゆいたんです!2回目の憑依入りましたね!白くんは素手で何人か殺していたので、相当、強いのでしょう。女子供を手にかかるところは、クズいと思いますけどw

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ