1話 チュートリアル
今からあなた死んでくださいを読む前にちょっとしたお願いがあります。まず、感想は書いてくれると嬉しいのですが、作品を貶すような感想は書かないでください。鬱になりやすい傾向がある人は見ないことをおすすめします。自殺は、ダメ!絶対!
目に言えているものは暗闇。どうしてこんなに暗いのだろうか。答えは簡単だ。俺が目をつむっているからだ。"俺"?俺って誰だ。ここはどこ?私は誰?とよく聞くフレーズだが、それが今起きているとでもいうのか?俺...俺...俺...
("白")
白?頭に白という字が浮かんだ。きっとこれが俺の名前なのだろう。それに、記憶がほとんどない。だがこれだけはわかる。"俺は一度死んでいる"。話を戻すが、今、目を開けたら何が広がっているのだろうか。俺はゆっくりと目を開けた。黒い床に黒い壁。目の前には大型のモニターがあった。
白「なんだ、この部屋。」
【チュートリアルを開始しますか?はい・いいえ(死)】
たくよお、こんなくらい部屋の中、モニターが光ってたら目が悪くなるじゃねえか。モニター風情が喋りやがってよお。で、なに?チュートリアル?いいえを選ぶと死ぬってことか。なら答えは一択だ。
白「はい。」
【かしこまりました。難易度はEASYです】
白「・・・」
【今回のミッションは落下死です】
白「落下死ね〜・・・」
くだらねえ、こいつはさっきからなにが言いたいんだ?
【フィールドを生成し、転送を開始します】
転送だ?なんのことだよ?そうこう言っていたら、体がだんだん薄くなっていった。転送が始まったってことか。今の俺は恐怖なんて感じない。むしろ、ワクワクしている。今から俺は命をかけたデスゲームにでも参加させられるのか?俺は全てにおいて感情が消えている。だから、楽しさを追求するためならば、死すらも恐れない。"まあ、あんなことがあったから仕方がないか..."あんなこと?あんなことってなんだ?記憶がない以上は無理はできねえな。
気がつくと俺はオフィスビルの横にある螺旋階段の前に立っていた。
白「これからどうしろと・・・?ん?」
今気がついたが、腕には固く締め付けられた腕時計のようなものがつけられており、そこには、無制限と書かれていた。
白「さっきの部屋のモニターに書かれていた、ミッション・・・落下死・・・」
だいたい予想がついたぜ。
タッタッタッタッ
駆け足で螺旋階段を上っていった。
白「ここならやれる・・・」
ほんとによお、命は大事にしろって教わらなかったのかよ?まあ、これで本当に死ねるなら問題ないか。どうやら、なんらかのことが起きて生き返っちまったみたいだし、今度こそ死んでやる。目の前には、バリケードがされてあったが、俺はそれを無視する。風が気持ちいいぜ。
白「ここから飛び降りれば、クリアというやつらしいが...ふっ」
やってやるぜ。俺にゾクゾク感を、興奮をくれ!
白「あばよ!俺の人生!そして、未来!」
ヒューーー
白「あっはははは!これが死の寸前の感覚!いやっほーーー!」
ものすごいスピードで、俺は落下する。物を落とされた物の気持ちがわかったぜ。そして・・・
グチャッ
死んだ。俺は死んだ。だが、これでいいんだ。やり残したことといえば、もっとたくさん死にたかったな。
【ミッションクリア】
白「あ?」
【落下死:高所などから人間が転落し、死亡すること】
白「待て待て待て!俺は一度死んだはずだぞ!なぜ生きてる!?」
【今からあなたは死んでください】
どうも、イレデスの作・・・じゃなかった!今からあなたは死んでくださいの作者ゆいたんです!初っ端から、意味わからない展開だし、主人公、なんか色々とおかしいし、まあ、2話にあの黒い部屋のシステムとかがわかるので、それまで待っていてください!イレデスに出てきたあのキャラも出てきますよ!@yuitan0430_がTwitterです!それでは!