この星が一つとは限らない!
僕の住んでいる星は、 『ビビタル星』だ!
小さな星でね、、、!
僕はこの星の王子さまなんだよ!
本当に小さな星だから、、、!
自家用ジェット機があれば、1日で一周出来るんだ、、、!
でも、、、?
僕はこの星の王子さまに本当に相応しいのかな、、、?
その事を僕のお父様に言うと、、、?
『マルゼン! お前は確かに、この星の王子さまには相応しくない!
お前は、優し過ぎるのじゃ~それにいずれは、、、ワシの後を継がな
くてはいけない! 分かるな! この星の王様にいつか、お前がなら
なくてはいけないのだ! 全てはお前にかかってくる! その自覚を
お前は持たなくてはいけない! だから、マルゼンよ! お前は明日から
【バチット星】に行って勉強してくるがいい! バチット星のライ王には
ワシから言っておく! いいな! マルゼン!』
『はい! お父様分かりました!』
『よし! お前が帰って来たときには、一人前の王子さまになって
いるだろう~楽しみに待っているぞ!』
『はい!』
▽
僕はこうして、【バチット星】に行く事になった、、、!
バチット星に着くと、、、?
ライ王が僕を出迎えてくれた!
そして、、、ライ王の横には僕と同じぐらいの歳の女の子がいた!
『遠いところから、わざわざ来てくれてありがとう! お前の父親とは
昔からの付き合いでな~! ここには好きなだけいなさい! お前を
歓迎するぞ! マルゼン! そして、ワタシの横にいるこの子がワタシの
娘のリラーナーだよ! 何かあればリラーナーに何でも言いなさい!』
『よろしくね! マルゼン!』
『こちらこそよろしく! リラーナー!』
この日から、僕とリラーナーは毎日一緒にいるようになった、、、!
『ねえ? リラーナー! 君もいつかこの星の女王さまになるんだよね?
何か努力している事はあるの、、、?』
『・・・・・・うーん、特別なにかしている事はないわ!』
『そうなんだ~! 僕は僕の星の王子さまとして相応しくないと思っててね!
その事を、僕のお父様に話したら、、、? ここに来れば、僕が何か変われる
と思っているんだ! いずれは僕があの星の王様にと、、、!』
『あら? マルゼンは大変ね! 私は自由にさせてもらっているわよ! 私の
お父様は、私に何も言わないから! それよりお母様の方が怖いわね!』
『・・・・・・僕は僕が産まれた時に、お母様が亡くなっているから、、、?
母親の温もりをしらないんだ! でも、僕の母親代わりのリスは、とっても
僕に優しいよ~!』
『そうなの? ごめんねマルゼン! 貴方のお母様の事知らなくて! でも
貴方の母親代わりのリスは、貴方の事を本当の息子のように想っているのね!』
『あぁ! 僕もリスを本当の母親だと想っているよ!』
『なんて! 素敵な話なの? 貴方は既にたくさんの人達に愛されているわ!』
『リラーナー! ありがとう! 君はとってもステキな女性だね!』
『・・・・・・そんな風に言われたら? 恥ずかしいわ~!』
『照れた顔も可愛いよ~!』
『もぉ~マルゼンたら!』
▼
リラーナーと一緒にいると時間を忘れてしまう、、、!
僕にとって、リラーナーが少しずつ特別な人に変わっていく、、、!
その頃、、、?
ライ王が、リラーナーに相応しい殿方を探していた!
そして、ライ王が娘であるリラーナーにこう言った、、、!
『リラーナーよ! もうそろそろお前を嫁に出そうと思う! 相手も
決まっている! ジュベンサーだ! アイツならいずれはこの星の王様に
相応しい! 明日にでもジュベンサーと【お見合い】をしろ!』
『・・・・・・そ.そんな、私はマルゼンの事が、、、!?』
『お前の言う事も分かるが、あの子はいずれ自分の星に帰るのだ! そして
自分の星の王様になるだろう! でも、この星の王様は誰がなる、、、?
分かってくれ! リラーナー!』
『・・・・・・お父様、』
*
その事を、直ぐにマルゼンにリラーナーは話した、、、!
『マルゼン! 私、お見合いさせられそうなの、、、?』
『それって? どういう事なの、、、?』
『お父様がいずれは、この星の王様に私の【結婚相手】を考えているのよ、、、!』
『・・・・・・でも、僕はリラーナーを、、、!!!』
『分かってる! でもいずれは貴方は自分の星の王様になるからって! お父様が』
『・・・・・・ねえ? リラーナー! 僕と別の星に行かないかい?』
『えぇ!?』
『僕はもう、王様になんかならなくていい! 君といつまでも一緒に居たいんだ!』
『・・・・・・マルゼン! 分かった! そうしましょ!』
『じゃ~今夜の11時にここで待ってるよ!』
『・・・・・・ううん!』
▽
そして、夜11時にマルゼンとリラーナーは、マルゼンの自家用ジェット機で
別の星に向かった、、、!
『・・・・・・本当にこれで良かったのかな、、、?』
『今更なによ! マルゼン、ビビってるの、、、?』
『僕が、、、!? そんな訳ないだろう! 僕はどんな事があっても
リラーナーとこうなった事を後悔しないよ!』
『私もよ! マルゼン!』
*
そして二人が着いた星は、、、?
荒れ果てた、何もない星だった、、、!
『二人で一からはじめましょう! 二人でなら大丈夫よ!』
『そうだね! リラーナー! 君となら何処でだってやって行けるよ!』
『ううん!』
その頃、、、?
マルゼンのお父様とリラーナーのお父様(ライ王)が二人を心配していました!
『マルジェラ-よ! そっちにマルゼンとリラーナーは行ってないか?』
『どうした? ライ王! 何か二人にあったのか、、、?』
『我が娘を、別の男とお見合いさせようとしたら、、、? 二人とも何処かに
行ってしまった!』
『・・・・・・ライ王! 二人はまだ若いが自分の考えをちゃんと持っておる!
今はただただ二人を見守ろう! それとワシは息子を王様にするのをやめる!』
『・・・どうしてだ!? そしたら? お前の星の跡取りはいなくなるんだぞ!』
『仕方あるまい! それも【運命】なのだ!』
『・・・・・・運命?』
『ライ王よ! お前も運命に従うんだ、、、!』
『あぁ、そうだな! そうするしかない!』
『あぁ、そうだ!』
▼
マルゼンとリラーナーは、この荒れ果てた星を9年と言う歳月をかけて
よみがえらせる事に成功しました!
そうすると、、、?
少しずつ、この星の事を知った者たちがこの星に集まり住み始めました!
二人は、この星の王様と女王様になりました、、、!
みんなは二人を慕い、この星の住民はどんどん増えていっています!
二人が決めたこの星の名前は 『Happy星』今ではみんなが幸せに暮らしています。
『リラーナー! これからもずっと僕の傍に居ておくれ!』
『私もずっと、マルゼンの傍にいたい!』
『うん。』
*
その頃、、、?
マルゼンの父親、リラーナーの父親は、跡取りの為に養子を取りました!
マルジェラーは、オオイと言う少年!
ライ王は、ゴローナーと言う少年です!
彼らは、王子さまになれるように、日々勉強中なのです。
最後までお読みいただきありがとうございます。