ふじぎなこと
『おはようございます星野さん☆』
ん?
『ハッ…ハイ?えっと…おはようございますぅ?』
私はギクシャクしながら返事をし、考えた
何?ここ...?
私は昨日シャワーを浴びて体重計ってショックでふて寝した記憶しかない
夢遊病?
やだやだやめてよ
帰ろう…
『恵美!!』
背中を思いっきり叩かれた
平手打ちだよ平手打ち
『なっ、なにするんですか!』
いくら怪しい者といえど失礼だ
『恵美?何いってるの?』
なんだ?何がおこったなぜ初対面のやつが私の名前を知っている?あわてて振り替える
『リリイ!?』
なんとそこには親友のリリイがいた
『リリイなんでここにいるの』
リリイは親友だ
名前に似合わず体育会系だ
名前は今はやりのキラキラネームだ
『恵美?何いってるのよ
ここ会社だよ?』
えっ…よく見ればドアに『まるだい』のマークが
…???
『なななななんなのよ!ここ!』
『だからさっき言ったでしょ?
会社だって』
そう言ってリリィは笑った
『ニコッ』と
こいつウザイと思ってるな
『会社は会社だ…けど…え?
なんで…?私ここに?いるの?』
またまた『ニコォ』を頂戴したよ
『なにいってるのよ。貴方遅れて私と同じこの会社に面接とか来て入社したじゃない。奇跡的に
あれはホントに奇跡的だよね
何せこの会社の印象聞かれた時に
【食品添加物が沢山はいっているけれど、味の美味しい会社】
って言ったんだものね』
なんか『ニコッ』が『ニコォ』
に変わったぞ
ランクダウンだ
いやいや、少し待てよ
受けてないぞ面接なんて
やってたら黒歴史じゃん
『恵美ったらさ
めっちゃ赤面してさ
凄い面白かったよ
先輩と初めて合うときも、なんかオドオドしてたよね
あったことないのにさー隠し事してたみたいにー』
いやいやあれは私が酔っておかしくなったところをみられたからで...
私就職してたの?
記憶喪失???
怖っ!
でも最近頭打ったからさ
忘れてたノーそ〜ヨー
『ピーポーパーポ』
突如サイレンがなった
『緊急地震速報です…』
アナウンスの声
『ドドドドドドドドン』
地響きだ
変な音だけど地響きだ
『バーン!』
地震だ!地震!
来たぞ!
地震…?
バーン?