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カバンの中には現代兵器  作者: アンケン
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作戦開始

ちょっと短いです。

「ホーネット隊、全機スタンバイ完了しました!」



 レイシルからの支援要請があってから数時間。

 常に即応事態への訓練をしていたこともあり、非常呼集から出撃準備が完了するまで非常にスムーズに進んだ。


 そして今、グラウンドには爆音を響かせて集結するヘリコプターの集団。

 部隊の再編により新設された航空隊、ホテル分隊が操縦する6機のUH-60、2機のAH-64Dによる計8機のヘリコプター隊、通称ホーネット隊が出発の準備を完了させていた。




「よし!総員準備ができ次第搭乗開始!」



 俺の号令で待機していたアルファからゴルフまでの各部隊が一斉にヘリコプターへと駆け出し、ブラックホークへと乗り込む。

 アルファからゴルフ分隊は所謂戦闘部隊だ。

 北方からの帰還後、これまで戦闘成績のバランスを均一にできるように編成していた部隊を、技能別、能力別に再編した。

 それぞれに各部隊員の特技に合わせた任務、ざっと言えばアルファからデルタ分隊を歩兵戦闘部隊、エコーからフォックストロットまでを機甲部隊、ゴルフを後方支援部隊、ホテルを航空部隊に再編したのだ。




「……これは何度見ても圧巻されますね。彼らも送り出した時とは別人のようだ」



 隣で一緒にグラウンドの様子を眺めていたレイシルが声を漏らす。護衛の二人に至ってはまるで夢でも見ているかのような間抜け面だ。

 まぁそれも仕方ない。この光景は彼らからしたら常識の範疇に収まらない、まさに夢と同然なのだ。




「総員点呼完了!出撃準備整いました!」




 インカムにアイリスから通信が入る。

 今でもすべての成績において優秀で、部隊員からの信頼も厚い彼女はアルファ部隊と各部隊の総隊長を兼任してもらっている重要な存在だ。

 …これが終わったら何か褒賞でも与えようか。


 そんなことを考えながら俺は叫ぶ。



「よし、行くか!」




 それを聞いて俺、リナ、桜、レイシルとその護衛が最後のヘリコプターに乗り込む。


 鳴り響くヘリのローター音。

 空を引き裂くその音は俺の合図を今か今かと待っていた。



 そして…






「作戦開始!総員出撃だ!」




 その合図で一斉にヘリコプターが浮上を開始する。

 目指すは北方。俺は再び帝国との戦いに身を投じるのであった。

ヘリコプター集団による編隊飛行……ワルキューレが欲しくなりますね。


感想お待ちしてます。

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