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いつかお姫様と  作者: 清水 秋葉
3/10

起床

-ほそい-


朝、僕は普通に起きた。

視界がボヤケ

脳が覚醒しきっておらず

上と下があいまいな状況で僕は体を起こす。

僕は思うのだ、僕は小さいと

いつも起床する度に襲われる焦燥感にもにたストレスを

僕は起床と同時に味わうのだ

しかし今日は違う

なぜだろう

あの頃、明確に何時というのはないが

子どもの頃に夏休みが始まって、学校に行かなくても良いと悟ったときの

なんとも心地の良い、解放された気分を

僕は今日、久々に感じることができた

なぜだろう

わかっている。理由はわかっている

昨日の料理が原因だろう。いや、原因というのは酷いかもしれない

しかし、不安になる

あれは心地よさと同時に不安を覚えさせる

きっと僕が常にストレスを感じていたからだろう

ストレスから解放されることになれていない

だから不安になるのだ

しかし、心地が良い

大学生活が始まって、やっと朝が来た気がした

僕は心地よさの余韻に浸った

浸りすぎていて、気づかなかった

女が部屋にいたのだ

二度寝をしかけた僕に女が言った

「朝ごはん、一緒に食べよう」

驚きはした、なぜこの場にいるのかと

反面、嬉しかった

また、懐かしいと思えると

朝食はパンだった

僕は朝食にこだわりはなく

パンでもご飯でもどちらでもよいのだが

僕の家ではご飯しか出てこなかったので、いつもご飯を食べている

特に理由はない

けれど、懐かしさを感じたかった…のかもしれない

パンと目玉焼きとコーヒー

僕が用意することのない朝食だ

パンを一口かじって、目玉焼きを食べ、コーヒーを口に含んでから僕は諦めた


僕は女に監禁されたいのだと

その気持ちを受け入れようと

遅くなりました

次はきっと女と僕の会話劇になると思います

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