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いつかお姫様と  作者: 清水 秋葉
10/10

記憶

-   -


家に帰ると女は居なかった

そこにいたという形跡すら確認できない程に

女の存在はなかった

女のものは全て片づけられ

まるで一人で生活していたかのような状態であった

それは不自然さのない、自然な状態であった

一式しかない布団、一人分の溜まった洗濯、一人分の食器

そこには女の匂いすら感じられなかった

僕は部屋を間違えてしまったのだろうかと不意に思った

しかし、部屋のカギをあけて入ったはずなので間違えるはずがない

どうしたことだろうか、僕はただ眺めることしか出来なかった

女のいなくなった檻の中を

プレゼントとして買った花束が手から滑り落ちる

何があったのだろう

僕はここで女と過ごしていたはずだ

そんな当たり前のことに確信が持てなかった

本当に僕は女と過ごしていたのか

わからない

私はなにをしていたんだ

この花束は何の為に買ったのか

わからない

思い出そうと記憶を探ると消え、また思い出そうとしては消える

そうするうちに、なにを考えていたのかすら

思い出せなくなっていた


しばらく、その場で呆然としていると

後ろから声をかけられた

「洋子さん、玄関でなにをしているのですか?中に入ってご飯を作りましょう?」

完結は決めていたのですが

収まり方が決まりませんでした

文章を追加しちゃいます。

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