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いつかお姫様と  作者: 清水 秋葉
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プロローグ

-ちいさい-

僕はちっぽけだ。

そんなことを思いながら、お風呂に浸かる。

なにもない、なんでもない、なんともない日常の中で

僕という存在のちっぽけさに浸る。

お風呂のお湯がやさしく僕を溶かしていく気がする。

少しずつ、ゆっくりと溶けていく気がする。

いつの間にか僕はお風呂のお湯になるのだ。

ちっぽけな僕が、お風呂くらいには大きくなれる気がするのだ。

大きくなった僕は自信たっぷりに思う。

僕はまだ大丈夫、と。

そして、僕はお風呂から上がる。

これが僕の日常だ。

これは僕だけの日常なのだ。


僕は大学1年生。東京で一人暮らしをしている。

友達付き合いが苦手な僕には大学という社会は厳しいものがある。

ましてや、学生数の多い大学なので関わるキッカケがなければ友達など出来るわけがない。

別にいいんだ、友達なんて

しかし、僕に話しかけてくる女がいたのだ。

むかつく

どうせバカにしているんだ

どうせ罰ゲームかなにかだ

どうせSNSに晒しているんだ

僕は勉強が好きなのだ。その為に大学に来たんだ。

それでいい。ほかに何も求めていない。そう思っていたんだ。

話しかけてくるんじゃない、近づいてくるんじゃない

僕は女を無視し続けた

そのはずだった


けれど僕は女に恋をした。

だから僕は女を監禁した。

女が僕を助けてくれる気がしたから。

少しずつ、遅くなりますけど更新していこうと思います。

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