4月25日放送分です!
ゆのみ(以下 ゆ)「料理やってる?」
みかん(以下 み)『やってないですね。』
ゆ「どうして、お袋の味を途絶えさせていいの?」
み『いや、別にどうでもいいというか……』
ゆ「これだから現代っ子は! 私は断固戦う! お袋の味を守るために!」
オープニング曲 ハッピーハッピーダンス
ゆ「青コーナー、お袋の味を守り隊、大空ゆのみ! そして赤コーナー、料理は電子レンジがするもの、柑橘みかん!」
み『すみません、インスタントラーメンぐらい作れますけど。』
ゆ「じゃあ、訂正して、……。赤コーナー、作れる料理、それはインスタントラーメン、柑橘みかん!」
み『なんかイメージ悪くないですか? もっと料理できますよ。』
ゆ「なんと、じゃあ訂正して……。赤コーナー、お袋の味より私の味、柑橘みかん!」
み『まぁ、もう、いいですか。』
ゆ「それではファイト!」
カン!(効果音)
ゆ「私はお母さんの料理が大好きです、だから毎日料理を手伝うことでこの味を未来まで受け継いでいこうと思います。」
み『私はお母さんの料理って、あんまし食べたことないです。うち、共働きで、いつも出前ですから』
ゆ「えっ……」
み『言ってなかったですか? 私はいつも独りで夕ご飯を食べていることを』
ゆ「……知らないよ、初めて聞いたよ」
み『ですから、お袋の味とか言われても分かりません』
ゆ「……そっかぁ、そうだよね、……わかんないよね……ごめん」
み『いいんです、謝らなくて。……それより、お袋の味について討論するんでしたよね』
ゆ「もういいの!」
み『もういいって、始めたばかりじゃないですか』
ゆ「もう、いいの……面白くない、こんな茶番、面白くないよ……」
み『……ゆのみ……』
ゆ「あれ、雨が降ってるね。」
み『すごい晴天ですけど』
ゆ「服がじんわり濡れちゃうよ」
み『おむらしですか?』
ゆ「違う、心の雨は、涙でしょ!」
み『言っちゃいましたね、この人。』
ゆ「てか、もういいよ茶番! この台本なんだよ!」
み『だって、ゆのみが放送用の台本書いてきてと言うから書いてきたのに。』
ゆ「ひどすぎる、フィクションが酷過ぎて、私が悪者じゃない!」
み『まぁ、そこはフィクションですから。』
ゆ「というか、お袋の味ってなに? 私、料理まったくしないんだけど!」
み『駄目女ですから。』
ゆ「ちょっ、全校放送でそんなこと言うな!」
み『ちなみに私は自分でお弁当を作っています。』
ゆ「卑怯者、好感度アップ作戦か!」
み『それではまた明日です。』
ゆ「わっ、わたしだって卵ぐらい焼けるぞ!」